高品質の家はきれいな現場から生まれるVOL.1

家を新築する場合でもリフォームする場合でも、たくさんある会社の中から1社を選ぶのは非常に大変な事なのではないでしょうか?
どの会社でも営業マンは自分の会社の良いところばかり伝えようとするので、どの会社を選んだら良いのかわからなくなってしまいがちです。
いろいろな会社の営業マンの話を聞いて比較しようとしても、工法やデザイン、住宅性能や建築費用なども会社によって様々なので、なかなか決め手が見つからないものです。

私は住宅会社やリフォーム会社選定のアドバイスを求められると、必ず「工事現場を見せてもらう事」をお奨めしています。
なぜなら絶対に「ごまかしがきかない」のが工事中の現場だからです。

私は長い間住宅業界にいますが、良い会社かどうかを判断するには現場を見るのが一番だと確信しています。
「家づくりに対する会社の姿勢やこだわり」、「お客様に対する会社の姿勢や気遣い」など営業担当者がどんなに良い事ばかり話しても、現場を見れば本当の姿がわかります。
「当社では品質管理を徹底しているので、高品質な建物をご提供する事をお約束します。」などといくら営業マンが言っても、現場を見れば嘘は一目瞭然なのです。

そうは言っても「何の建築知識もない素人が工事現場を見ても、良いか悪いかわからない。」と思う方も多いと思います。
現場を見ても「どうせ何もわからない。」と思って尻込みしてしまうというのが現実の姿でしょう。
でも安心してください。現場には素人の方でも良否を判断できる事がたくさんあります。
建築主の当事者の立場になって現場を見れば、むしろプロでは気づかない率直な指摘ができると言っても良い位です。

例えば「現場の前面道路に泥やゴミが散乱している」、「敷地内の資材が乱雑に置かれていて雨ざらし」、「足場のシートが風でバタついている」、「工事車両の駐車位置が近隣に迷惑を掛けている」などは敷地の外からでもわかります。
また現場に一歩足を踏み入れると「職人の服装がだらしなく、満足に挨拶もできない」、「室内は資材や工具、ゴミなどが散乱していて足の踏み場もない」、「足場の上にゴミや資材が放置されていて、風でゴミが飛んでいる」、「足場の上で作業している職人がヘルメットを被っていない」などは素人でも見ればわかります。

こうした現場は大手ハウスメーカーでも時々見かけます。
そしてこの様な現場が完成した時、素晴らしく良く出来ているという事例を私は過去に見た事がありません。

建築を検討している住宅会社の現場を見つけたら、まずは敷地の外からでも現場の様子を観察すると良いと思います。
前面道路から現場全体をぐるっと眺めてみて、気付いた点をメモしておくと後で参考になります。

良い住宅会社は現場の美化を絶対に軽視しません!

私は住宅会社に入社して最初の13年間は現場監督をしていましたが、現場監督には品質管理という重要な役割があります。
そして良い品質の家をつくるためには、事故の起きない安全できれいな現場を作る事が最低の条件である事を実感しました。
現場の環境整備は、現場監督の仕事の基本なのです。

整理整頓のできていない現場、近隣に迷惑をかけている現場、職人のマナーが悪い現場は、現場の管理ができていない証拠です。現場監督が自らの責任を果たしているとは言えません。きっと品質管理もおざなりです。
この様な中では決して品質の良い建物ができるはずがないのです。
(現場がきれいでも品質はあまりよくないというケースは稀に有っても、その逆はほとんどありません。)

「工事現場を見ればその会社の実態がわかる」というのは決して大袈裟ではありません。
そこで次回からは建築知識のあまりない方でも、「現場のどこを見ればよいのか?」をできるだけわかりやすくご説明していきたいと思います。

UNI-340-61[1]
現場が汚い会社は品質もそれなり・・・

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