中古住宅の安心度をチェックする方法

今年も高校野球の季節になりました。
千葉県大会も今日が開会式。12日からは甲子園出場という夢の実現に向けて、高校球児達の熱い戦いが始まります。
どのチームも悔いのない様に頑張って欲しいと思います。

さて、中古住宅の購入を検討する際には、その住宅を購入して良いものなのかどうかは誰もが気になるところです。
そのような不安を解消するために、専門家によるインスペクションをお奨めしているのですが、様々な事情でインスペクションを受ける事ができない場合に、一般の方が簡単に物件の優良度をはかる目安をご紹介します。

下記の項目にあてはまるものが多いほど、とりあえず安心度は高いといえます。
1、建築確認申請書、完了検査済証がある
  建築確認申請書が無い場合は、違反建築の可能性があります。また、完了検査済証のないものは、建築確認申請通り
  に建てられていない可能性があります。現在では、ほとんどの住宅で検査済証の交付を受けていますが、築15年以上
  の住宅だと検査済証のないものも珍しくありません。
  建築確認申請書や検査済証がないからといって、必ずしも欠陥住宅であるとは限りませんが、あるものの方が安心度
  は格段に高いといえます。

2、住宅金融公庫の融資を受けている
  公庫融資を受けるためには、一定の仕様で建築し、中間検査を受けなければなりませんでした。公庫融資を受けた住宅
  であれば、建築当時には一定の品質を確保していたと推測できます。

3、図面に筋違いの位置や寸法が記載されている
  図面に記載がない場合は、あらかじめ筋違いの位置や寸法を指定しないで、現場任せで工事を行っていた可能性があり
  ます。筋違い本数の不足や、筋違い配置の偏りなどの欠陥がある可能性が高くなります。

4、増築工事や大掛かりなリフォームが行われていない
  増築工事や大掛かりなリフォームを行っている場合、リフォーム工事に欠陥がある可能性があります。
  リフォームの図面がない場合は要注意です。

5、内装が全面リフォームされていない
  内装を全面的にリフォームした住宅は、一般の方は見た目が綺麗で良い印象を受けますが、建物の欠陥を隠してしま
  っている可能性もあります。特にリフォームで天井や床下の点検口を無くしてしまっている場合は、厳重注意です。
  雨漏り跡や、水漏れ跡、シロアリ被害があってもわからないばかりでなく、将来のメンテナンスにも支障があります。

全面リフォーム済み物件には要注意!

以上が一般の方でも簡単に物件の安心度をチェックする方法です。あてはまる項目が多い程、とりあえず安心ですが、あくまでも目安です。メンテナンス状態が悪ければ優良物件とはいえませんし、図面があってもその通りに施工されているとは限りません。
また、全ての項目があてはまらないからといって欠陥住宅とは限りませんが、物件の信頼度は低いので、一度専門家に見てもらった方が良いと思われる物件です。
  
  estimate-check[1]

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