去年の11月に開業祝いでいただいて、一度花が落ちてしまった胡蝶蘭が再び花を咲かせました。
胡蝶蘭は一度花が散ってしまっても、きちんと手入れを続ければ何度でも花を咲かせてくれる事をある人から教えてもらい、見事3輪の花が開きました。もとの立派な姿とはちょっと違いますが、生命力の強さに驚きです。
さて、住まいの欠陥について様々な話をしてきましたが、私自身も以前の勤務先でリフォームの仕事をしていた際には、何度か失敗もしています。
今回はそんな話をしたいと思います。
皆さんは下の写真の様な配管材を見た事があるでしょうか?
これは蛇腹管(アキレスジョイントは商品名)と呼ばれるものですが、マンションにお住まいの方などは、トイレの排水管の接続部分に使用されているのを見た事があるかもしれません。
この蛇腹管、リフォームの現場ではとても重宝されています。
耐久性・耐薬品性に優れ、匂い漏れもありません。そして1番の長所は、ジャバラ構造なので自由に曲がり、配管しやすいので、管と管とを接続する為の継手として、リフォーム現場では度々使用されています。
新たに配管したものと既存の配管の材質が違っても、接続する事ができるので、特にマンションリフォームの現場で使用される事が多いと思います。
私もマンションリフォームで、この部材を洗濯機の排水接続部分に使用しました。床下部分です。
水漏れの原因は予想外のものでした・・・。
ところがお引き渡しして半年ばかりが過ぎた頃、施主様より下階へ水漏れがあったとの連絡を受けました。
現場にかけつけて点検すると、洗濯機の排水接続部分の蛇腹管に小さな穴が開いているのが見つかりました。
どうやらネズミにかじられてしまった様でした。
下階への被害は幸いにも大きなものにはなりませんでしたが、予想外の事だったので驚きでした。
この様なケースは珍しい例だったかもしれませんが、私の会社ではその後床下での蛇腹管の使用は禁止しました。
現場ではこの様な想定外の出来事が起こり得るという一例です。