注文住宅の建築や住宅リフォームで成功するためには、住宅会社と建築主の信頼関係はとても大切です。
以前の勤務先でのお客様とのトラブルは、そのほとんどがコミュニケーション不足が原因と思われるものでした。
ちょっとした行き違いがきっかけでお互いの信頼関係がくずれてしまうと、決して良い結果にはなりません。
住宅会社の営業担当者に十分な気配りが必要な事は言うまでもないのですが、建築主の立場からも注意していただきたい
事もあります。
今回は注文住宅の建築やリフォームの際に気を付けていただきたい点をお話しさせていただきます。
住宅建築やリフォームの際に建築主が注意すべき7つのポイント
1、あらかじめ家族の意見をまとめておく
住宅会社の営業担当者(設計担当者)は、お客様からのヒアリングを基にプランや見積を作成します。ご家族のご要望、
意見がバラバラでそれぞれが勝手に意見を言うと、プランがまとまりません。
2、業者の説明や話を納得できるまで良く聞く
業者の担当者の説明や話を良く聞いて、わからない点があればきちんと理解できるまで質問してください。
曖昧にしたままで流してしまうと、後で大きな問題になる可能性があります。
3、予算をしっかり伝える
予算を聞かれたら大まかな予算でも良いので、しっかり伝える様にしてください。
予算を伝えずに要望ばかり話すと、的外れで非現実的なプランとなる可能性が高くなります。
4、値引きばかり強要しない
度が過ぎた価格交渉を繰り返すと、業者のモチベーションを下げてしまうため、業者から良い提案を引き出す事
ができなくなってしまうので、結果的に損してしまいます。
5、打ち合わせ内容はお互いに書面で残す
しっかりとした業者の営業担当者であれば打ち合わせ内容を書面化して、最後に署名を求めてくると思います
ので、内容をきちんと確認した上で署名する様にしてください。
6、工事着工後には安易に変更しない
工事着工後の変更は現場の工程やコストに大きな影響を与えるため、業者が最も嫌います。事前の打ち合わせ
を綿密に行い、着工後の変更は極力行わない様に心がけましょう。
7、現場の職人に直接仕事の依頼や変更の指示をしない
職人に直接仕事の指示をすると現場が混乱し、最後に金銭トラブルとなる可能性が高くなるので、絶対にやめ
ましょう。
以上が建築主として注意すべきポイントです。住まいづくりは建築主と住宅会社の共同作業です。
お互いの信頼関係なしでは決して成り立ちません。
業者と良い関係を構築して、満足度の高い住まいを手に入れてください。