知人から紹介され、現在すっかりハマってしまった小説があります。
「君たちに明日はない」vol.1~4 垣根涼介著 新潮文庫刊 です。
ストーリーは・・・・リストラ請負会社に勤める村上真介(主人公)の仕事はクビ切り面接官。
建材メーカーや生保、旅行代理店などの社員、銀行員、デパガ、英会話スクール講師、自動車の整備士、CAなど毎回様々な職業の人々のリストラに関わる中で、ぎりぎりの心で働く人達の本音や仕事に対するプライド、働くとは何か?・・・など読むと勇気沸き立つ人間ドラマです。
(何でもいいから、仕事をください-)
そんなことを言って、職を求める人間もいる。
中略
何でもいいから、と口に出すこと自体、その人間は仕事という概念を舐めている。
そしておそらくは、過去にそういう仕事のやり方をずっとやって来た。所詮は、見過ぎ世過ぎの手段。仕事とは、そんなものだと思っている。
かつての自分のように・・・。だから、おれはあの時、クビになった。
本文より
仕事を持つ社会人全ての方に是非読んで欲しいと思える作品で、お奨めです。 第1弾から4弾まであります。
住生活向上の実現度合い
さて、かつて国は住生活基本法に基づき、住生活向上のための目標を4つ掲げました。
1、良質な住宅ストックの形成及び将来世代への承継
2、良好な居住環境の形成
3、国民の多様な居住ニーズが適切に実現される住宅市場の環境整備
4、住宅の確保に特に配慮を要する者の居住の安定の確保
計画期間は平成18年度から平成27年度の10年間として、それぞれの目標の達成状況を示す成果指標と基本的な施策を作成しています。
今年は平成28年。いくつ実現できたのでしょうか。
新耐震基準適合率、共同住宅共用部分のユニバーサルデザイン化率、省エネルギー対策率、リフォームの実施率、既存住宅の流通シェアなどどれも十分に目標に掲げた成果を上げているとはいえないでしょう。
内容の再検証が必要だと思います。