映画「海賊とよばれた男」が今週12/10(土)から公開されます。
原作は百田尚樹氏著作の小説ですが、主人公は出光興産創業者の出光佐三氏がモデルであることは既に広く知られています。
戦争で全てを失った日本人の誇りを取り戻すため、一企業の利益よりも国と国民の利益のために、強い信念を持って数々の敵と戦った「海賊とよばれた男」の生涯を描いたこの小説を読んだ時から、映画の公開を待ち望んでいました。完全に史実かどうかは別として、映画も小説と同様に深く感動できる作品になっている事を期待しています。
しかし小説の中には、出光興産の負の側面は全く出てきません。同じ出光興産の企業文化・企業体質を懐疑的にとらえて、人間尊重主義をまやかしだとして、労組問題や雇用問題などの影の部分を描いた「虚構の城」(高杉良著)も読んでおくと更に映画を楽しめると思います。
解体工事の助成金
先月末、区の解体工事の助成金を受けるための耐震診断のお問い合わせがありました。
自治体によっては老朽家屋等の解体(除去)費用が助成される場合があります。
東京都の場合では、中央区、文京区、世田谷区など21区と立川市など6市の27の自治体で助成制度がある様です。
また建物だけでなく、千葉県の市川市や佐倉市などでは、公道に面したコンクリートブロック塀も助成対象となっています。
助成を受けられる条件や対象、助成金額は自治体によって異なる様ですが、条件の多くは「昭和56年5月31日以前に建築された建物(旧耐震基準)であること」、「事前の耐震診断で倒壊の危険性が高いと判断されたもの」、「申請者に市税の滞納がないこと」などです。
また、不動産販売や不動産貸付・貸駐車場を目的とする除去工事は助成対象とならないなどの条件もあります。
今回お問い合わせがあったのは、解体工事の助成金を申請するために、事前に耐震診断を行う必要があったためでした。
老朽家屋の解体を検討している方は、自分の自治体にこの様な助成制度があるかどうか、物件所在地の自治体のホームページなどで確認すると良いと思います。