住宅建材メーカーの不祥事

昨日、米海軍横須賀基地で開催されたスプリングフェスタ2017に行ってきました。
ゲートでセキュリティチェックを受けて基地内に入ると、そこは日本でありながらアメリカの雰囲気漂う異空間。
当日はあいにくの天気でしたが、非日常的な体験を満喫する事ができました。
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基地内の(上)ショッピングセンター、(中)ボウリング場、と(下)おみやげのアメリカンスナック菓子と飲料

さて、住宅業界の問題点は住宅会社だけにあるわけではありません。
住宅資材、建材メーカーによる不祥事も度々報道されています。

2005年には「兼松日産農林」によるビスの強度偽装問題が発生しました。
ビスメーカーの担当者が国土交通省の認定書を偽装し、強度を水増ししたツーバイフォー工法用ビスを販売していたものですが、当時私が在籍していた会社でも対応に追われた事を思い出します。
「たかがビス」とお思いの方も多いと思いますが、ツーバイフォー工法ではビス強度の不足は致命的な欠陥になります。
このビスを使用して建てられた建物は、耐震強度が基準を満たさない可能性が高かったためです。

また、2007年には、ニチアスによる壁材、軒天材などの耐火偽装問題が発覚、そして2009年にはエクセルシャノン、三協立山アルミ、新日軽などの「樹脂サッシ」のメーカー5社で、耐火性能を偽装し、認定を不正取得したとされ、国の耐火基準に満たないサッシが出荷されました。

住宅業界の隠ぺい体質に注意!

国土交通省ではニチアスの偽装問題発覚時に、住宅建材メーカーに対する調査を行っていた様ですが、実質的には調査の効果は発揮できませんでした。
この事で、住宅業界の隠ぺい体質が明らかになりましたが、その原因となっているのが業界の馴れ合いや国との暗黙の了解といえるでしょう。
法令違反などの大きな欠陥はないとしても、施工性の問題や、性能の問題、耐久性の問題などで施工会社が採用に踏み切れない建材などもあります。
また大手建材メーカーは大手ハウスメーカーなどと同様に、テレビや新聞などのマスメディアに対しても大きな権力を持っているため、なかなか問題が表沙汰にならないのも問題です。
建材メーカーからは毎月の様に次々と新商品が発表されますが、つい目新しさに惹かれて飛びついてしまうと、後で後悔するかもしれません。

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