工事を行う際に、施工業者とトラブルになるケースが時々あります。
トラブルのきっかけは、施工業者の方に非があるケースが圧倒的に多いのですが、そんな時でも施工業者は全てのお客様に対して全く同じ対応をしている訳ではありません。
トラブルの原因は同じ様な内容でもクレームの伝え方やその後の要求の仕方によって、施工会社が満足のいく対応をしてくれたり、最低限の対応で済まされたり、場合によっては全く対応してくれないなど様々です。
トラブルが拡大する原因
業者の対応が悪くなるのは必要以上に責任を追求したり、過剰な要求をしたり、軽微な不具合を一度にまとめて言わずに次々と指摘し続けたりして残金の支払いをいつまでも引き延ばすケースです。
また、その場で指摘すれば簡単な補修で済む事をあらかじめ気付いていながら、完成してからまとめて指摘するのも業者が最も嫌がる事です。
後から手直しするとなると、必要以上のコストが発生する事が多いためです。
施主の立場からするとそれまで我慢してためこんできた事が、ついに我慢の限界を超えて爆発してしまったという様なケースもあると思いますが、我慢する事がお互いにとって決して良い事にはなりません。
現場で気になる事を見つけたら気軽に指摘できる関係を、施工業者との間にあらかじめ構築しておく事が成功の秘訣です。
建築現場はいまだに職人の手作業に負う部分が多いので、人間がやる事には時にはミスや見落としも起こります。
人間には感情があるので、過剰に責め立てると相手の反感を買って、おざなりな対応しかしてもらえなくなることも当然あります。
相手の反感を買わない様に上手に訴求するのが肝要です。あまり感情的になり過ぎない様に意識しましょう。
SNSやブログなどで必要以上に相手を攻撃したり、誹謗中傷したりしても決して良い結果は得られません。
万一裁判などになれば明らかな手抜き工事でもない限り、施工業者の方が一般的には有利です。
トラブルになって揉めてしまった際にも、話し合いによる解決を最優先する様にしてください。