現場監督の育成支援

現在ある人材派遣会社からの依頼を受けて、成長意欲の高い施工管理未経験者に独自の教育を行い、建設会社に送り出すお手伝いをしています。

近年の建設業界では就業人口の減少や就業者の高齢化の問題を抱え、オリンピック需要に伴い将来を担う建築技術者の人材が求められています。
そこで業界人口を増やす事を目的として、経験者を派遣するのではなく独自の教育・実習制度実施の後建設会社に紹介しようとするのが狙いです。

現在人材派遣会社と打ち合わせをしながら、研修のカリキュラムと研修資料の作成を行っています。
内容は現場代理人に求められる資質や心構え、現場監督の仕事内容、施工管理の4大管理項目や建築図面の見方、工事写真の撮り方に至るまで多岐に及び、雇用していただいた会社の即戦力となる人材育成を目指します。
今までに設計者を目指すための研修や教材はたくさんあったものの、現場監督のための教材やハウツー本はあまりありませんでした。
それだけにこの教材が完成すれば、価値あるものになるはずです。
まずは今月から研修資料の作成に着手しており、早ければ来月の下旬くらいから実際に実習や講義を行える様になる予定です。

建設業界の問題解決に貢献する!

深刻な人材難を抱える建設業界の根本的な問題を解消する事に貢献できれば、長年世話になったこの業界に少しは恩返しができると思っています。
もちろんこの程度の教育で十分なはずはありません。
建設現場の現場監督は10年経験してもやっと1人前といわれる厳しい世界です。
建築技術は日々進歩しているので、常にスキルを磨かなければなりません。
また現場代理人になるためには経験だけでなく国家資格も必要です。
仕事の大変さに耐えきれず、途中で逃げ出してしまう人も少なくありません。
しかし中途半端な状態で資格もないのに独立しても、成功できる可能性は非常に低いはずです。
単に技術を習得するだけでなく、幅広い人間性と困難な事にも立ち向かう事ができる強いハートを持った将来の現場監督を一人でも多く送り出せたら良いと思っています。

20100709[1]

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