住宅のコンサルティングとは？

弊社で住宅のホームインスペクション(住宅診断・調査)と共に行っているのが、住宅に関わるコンサルティング業務です。
世間一般的にはコンサルティングというと、法外な手数料で儲ける怪しげな商売という印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、私共が行っているコンサルティングは、建物診断や図面・見積書チェック、打ち合わせ同席などを通じて依頼者と一緒に行動し、お客様目線で技術的な助言を行うものです。
一般の方が住宅の購入やリフォームなどで失敗する事がないよう、お手伝いさせていただいております。

弊社のコンサルティング内容

一口に住宅コンサルティングといっても様々な分野がありますが、弊社で行っているのは住宅会社の紹介や住宅ローンのあっせん、建築資金計画の助言、建築用地のあっせんなどを行うのではなく、あくまでも建築や住宅の専門家としての知見を活かした技術的なご支援がメインとなります。

家を建てたりリフォームするにあたって、様々な建築の専門知識や業界の裏事情などに精通した専門家が、建築主の立場で売り手の情報を吟味・取捨選択し、理想の住まいの実現に向けて助言する事は大きな力になるはずです。

例えば建て替えかリフォームか迷った時に、ハウスメーカーに相談すれば建て替えを、リフォーム会社に相談すればリフォームを奨められてしまうのは明白です。
それぞれが自分達にとって都合の良い情報だけを伝えようとします。
これではどちらがより良い選択なのか、判断のしようがありません。
そんな中で、第三者の中立的立場の専門家自らがしっかりとした建物調査を行い、それをもとにそれぞれのメリット、デメリットを正確に伝える事で、より適正な判断が可能になります。

また業者を選定する際にも、専門家による技術的なアドバイスは貴重です。
住宅コンサルタントと呼ばれる人の中には業者選定をする際に、複数の業者の見積比較表などを作成して比較検討し、助言を行っているケースを良く目にします。
しかしこれでは安い家を建てる事はできても、良い家を建てる事はできません。
なぜでしょうか？

それは住宅の値段と価値を決めるものには、２つの要素があるからです。
ひとつは材料の種類やグレード、設備などの目に見える物理的なものです。
しかし、それぞれの会社によって多少の差があってもほぼ同じ仕様であれば、一般的にはその違いはトータルで10％以内に収まります。
ここにそんなに時間をかけても、あまり意味はありません。
ふたつめは技術力や施工管理能力、アフターサービスなどの目に見えないものです。

単に見積書を比較するだけだと、ひとつめの項目は比較できても、ふたつめの項目は全くわかりません。
そして本当に満足できる高品質な住まいづくりのためには、ふたつめの方がずっと重要なのです。

一方、住宅会社を決める際に必ず知っておかなければいけない事は、同じ住宅会社で同じ価格(仕様)の住宅を建てても、その建築に携わった人によって仕上がりも満足度も全く違ったものになる事が多いという点です。
(住宅会社の社員が自社で自宅を建てる時には、設計担当者や現場監督、大工などを自ら指名しています。)
担当者や大工、職人の当たりはずれが存在し、外れた場合に大きな損害を被るのが住宅建築の怖さなのです。

住まいづくりで失敗しないためには？

それでは、「外れくじ」を引かないためにはどうすれば良いのでしょうか？
それは担当者の能力をよく見極める事です。
そうは言うものの、一般の方が住宅会社の担当者の能力を見極めるのは簡単な事ではありません。
そこに建築や施工の専門知識を持ったコンサルタントの存在価値があるのです。

私共は、建築主が自ら選んだ住宅会社との打ち合わせに同席したり、候補の住宅会社の施工現場に同行して営業担当者や現場監督、職人などとの会話を通じて、信頼できる担当者かどうかを判断し、助言を行います。
住宅会社の担当者にどういう質問をしたら現場管理能力がわかるのか、現場のどこを見れば技術力がわかるのか理解した上で、様々な質問をしてその回答が正しいかどうかを判断します。
また必要に応じて、担当者を代えてもらう様アドバイスします。
こうする事によって「外れくじ」を引く確率を大幅に低減し、住宅会社に対しても手抜き工事防止の抑止力になると考えています。

現在はインターネットの普及などで、住宅会社のモデルルームや営業所にわざわざ出向かなくても、家づくりに必要な情報や、それぞれの住宅会社が建てる住宅の性能などの情報を手軽に入手できる様になりました。
しかしそれらの情報はほとんどが売り手側から提供される情報で、売り手に都合の良いものばかりです。
そして住宅は現場で職人が一軒一軒手作りするものなので、住宅会社のパンフレット通りの住宅性能が確保されているとは限りません。
高品質で満足度の高い家を建てるためには、打ち合わせや施工中の「生の情報」が不可欠です。
そしてその情報が本当に正しいかどうかを判断しなければいけません。
住まいづくり成功の秘訣は、客観的な正しい情報を中立的立場の専門家から取得して、自ら判断する事だと思います。
弊社では住宅コンサルタントとして、住まいづくりに有益となる信頼できる情報を提供する事をお約束します。

建築家との土地探し[1]

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