例年2月〜3月にかけては不動産仲介件数が大きく伸びる傾向がありますが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響が懸念されます。
不動産を売却する際には、ほとんどの方が不動産業者に仲介を依頼すると思います。
不動産売却を成功させるためには業者選びが重要になることはいうまでもありませんが、皆様は何を基準に不動産会社を選んでいますか?
近年では中古物件を購入しようとする場合には直接不動産店舗に足を運ばずに、まずはインターネットで検索し、物件情報を収集するケースが圧倒的に多いと思います。
そして気になる物件を見つけたら、問合せ先の不動産会社に問合せを行い、内覧するのが一般的な流れです。
したがって、インターネットに掲載する物件情報が非常に重要な役割を持つことになります。
どんなに良い物件でもその良さが上手く伝わらなければ、箸にも棒にも掛かかりません。
不動産売却時の仲介業者を決める際にすべきことは?
インターネットの物件情報に掲載される主な項目は、物件写真、間取り図、物件種別、最寄り駅、価格、面積、築年数、物件所在地、建物概要、物件の現況、付帯設備、法令による制限などがありますが、それだけではなかなか購入希望者の目を引くことはできません。
おすすめポイントなどで、いかにして物件の魅力が伝わる様な表現をするのかが不動産業者の腕の見せ所になります。
アイキャッチとなる様な物件写真や、ひと目で物件の良さが伝わる様なキャッチコピー、目に優しい色使い、スッキリとしたレイアウトなどに工夫をこらす必要があります。
しかし中にはピントがぼやけていたりアングルが悪かったりして物件の良さが全く伝わらない写真や、物件のアピールポイントを上手に訴求できていないケースが少なくありません。
この様なものには、販売するための不動産業者の熱意が全く感じられません。
また、営業担当者自身が物件の良さに気づいていない、または物件を見る目がない可能性があります。
逆に物件の良さを際立たせるためのアングルを考え、室内を広く見せるために広角レンズを使用して撮影したり、ライティングに工夫したりするなど、販売するために最大限の工夫を凝らしている業者もあります。
さらに必要最低限の情報しか掲載しない業者もいれば、数少ないアピールポイントでも「ココに住めばこんな暮らしができます」といった上手なキャッチコピーを作成して、物件の魅力を最大限に訴求している業者もいます。
この様にインターネットで様々な不動産会社の物件情報を比較してみると、不動産業者によって大きな差があることがわかります。
インターネットでの検索が主流になった近年では、物件さえ良ければ売れるということはなく、インターネットの物件情報に魅力がなければ購入希望者からの問い合わせも期待できません。
如何に掲載する情報を魅力的なものにするのかが重要になります。
したがって少しでも良い条件で売却したいのであれば、物件の魅力をきちんと伝えてくれる不動産業者を選ぶことが不可欠です。
そして熱意を持って販売活動を行ってくれる業者であれば、物件情報の作り方からして本気度が違います。
物件の魅力を漏れなく探し出して、上手に訴求してくれるはずです。
不動産会社に売却を依頼する前には一度その会社のホームページで現在販売中の物件情報をチェックし、買主の立場になって物件の魅力を感じることができるかどうかをチェックすることをオススメしたいと思います。