先週からFacebookを始めました。
Facebookは日々の出来事やお知らせなど、コミュニケーションツールとして役立てていきたいと思っています。
さて先日、あるリフォーム会社の社長さんと話をした時の事です。
その会社は社長や事務員さんを含めて社員数が4人しかいない町の小さなリフォーム会社です。
数年前までは住宅会社の新築工事の下請けをしていて社長自ら現場で大工工事を行っていましたが、腕の良い大工として知られていた様でした。
これからはリフォームの時代だと思い、一念発起して現在は元請としてリフォーム工事を請け負っています。
社長いわく「リフォームは問い合わせがあっても競合が多くて自分達の様な小さな会社は知名度もないので、技術力だけではなかなか仕事にならない。」、「大手リフォーム会社みたいに大量仕入れができないので、大手と同じ値段でやれと言われても難しい。」、「他のリフォーム会社の様に広告宣伝に大きな費用がかけられない」、「仕事さえもらえれば、絶対に満足してもらえる自信があるのに・・・」等、決して順風満帆とは言えない様でした。
小さな会社の強みを活かす!
しかし、町の小さなリフォーム会社だからできる事はたくさんあると思います。
・引き渡しが終わったお客様をこまめに訪問して、住まいの相談を受ける(住まいの町医者となってお客様から頼りにされる存在となる)
大手リフォーム会社などでは、引き渡しが終わるとその後の細かな修繕工事などには対応してもらえない事もよくあります。大きな会社組織では、効率の悪い小さな仕事は敬遠される傾向です。
・急な依頼や大手リフォーム会社では無理な要望にもできる限り応える
明日までに見積書が欲しい、今週中に工事して欲しい、今日中に見に来て欲しい、などの急な要望には大きなリフォーム会社では対応できません。
今や企業では従業員の残業や休日出勤などが厳しく規制されているためですが、町のリフォーム会社なら社長自身が残業すればほとんどの要望に対応できます。
・徹底的に品質にこだわる
全ての現場に社長の目が行き届く小さな会社だからこそ可能です。会社が大きくなるほど担当者任せになります。
実はリフォーム会社でしっかりとした現場管理ができる会社はそんなに多くありません。立派なホームページがあっても品質管理ができない会社よりも大きな強みです。
・口コミによる評判や紹介の獲得
地元ならではの人脈を活かした紹介や情報を入手する事ができます。良い仕事をすれば地元業者の評判は直ぐに伝わります。
・いろいろな方法を試す事ができる
意思決定が早く小回りが効き、柔軟性のある小さな会社ならではの強みです。
またやってみて良かった事は、すぐに他の現場でも取り入れる事ができます。
・社長の考えが社員全員に周知徹底できる
大きな会社では、末端の社員まで社長の考えを理解させるのは困難です。
上記の事はいずれも私が会社組織に所属している時にはなかなかできなかった事です。
しかし、お客様の立場からは本来必要な事なので常にジレンマになっていました。
小さな会社が得意な事は、実は大きな会社では苦手な事が多いのです。
会社が小さいからと悩んでいる経営者の方は、自社の強みがわかっていない事が多い様です。
こうした強みを上手く活かす事ができれば、小さなリフォーム会社でも地域でNO.1になる事は十分に可能です。
皆さんも小さくても真面目に良い仕事をする会社に依頼したいと思いませんか?