住宅会社の有り難くないお客様

毎朝TVで見かける「今日の運勢」。会社員時代は、よく出勤前にはこれを見て、陰で一喜一憂していたものです。
他にも占い好きな人は、日本中にたくさんいると思います。
しかし、過剰に占いや風水、家相などを信じる人は、住宅会社の営業マンや設計者にとって、あまり有り難くない存在です。それは、難しい注文が多い風水や家相を優先してプランを作っても、自信を持ってお奨めできるプランとは言い難い事が多いからです。

占いもほどほどに・・・

家相や風水を優先すると、方位別の吉凶、家の形(張りと欠け)、開口部の位置、間取り(水廻りの位置など)等を満たさなければいけなくなりますが、これらを優先するあまり、ベストと思える提案ができない事が多いのです。
仮に、占いや風水をもとにした要望の全てを満たしても、実際の使い勝手が良いとは限りません。むしろ変えた方が良いと思えるケースが多いのです。
そして苦労の末、ようやくプランをまとめ上げても、そのほとんどのケースでは、最後にして最大の難関が待ち構えています。

この様な風水、占い好きのお客様には、普段から良く占ってもらっている「占い師」がいて、この占い師の先生に最終的なプランを見てもらい、「良い」と言ってもらわない限り、計画は一向に進まなくなってしまうのです。

そして最悪のケースでは、新築やリフォームの計画自体がなくなってしまったり、しばらく延期になってしまうといった決して笑えない話が現実にありました。
その原因は、「占い師」の先生が言ったたった一言  「今は時期が悪い。」・・・でした。

この様な経験のある住宅会社はたくさんあるはずです。
住宅会社の社員にとって、最大の天敵は、「占い師」なのかもしれません。

suisyou11[1]

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