マンション管理士法定講習

ストーブなど暖房器具に接続した配線コードから出火する事故が多発しているそうです。
配線コードがねじれて断線した事が原因だといいます。
昨日も全国で多くの火災が発生しています。配線器具の取り扱いには十分に注意してください。

さて昨日は、事務所近くの日建学院千葉校で、終日マンション管理士法定講習でした。マンション管理士とは、マンション管理組合のコンサルタントに必要とされる一定の専門知識を有している事を証明する国家資格(Wikipediaより)ですが、そのサポート範囲は管理組合の運営、大規模修繕等を含む建物構造上の技術的問題、管理規約の改正、その他マンションの維持・管理に関してと幅広く、5年に一度の講習を受講する事が義務付けられています。8時間に及ぶ講習はさすがに長かったですが、5年の間に法律や制度も大きく変わっているので、最新の情報を得るためには仕方ありません。

マンション管理士の業務範囲は具体的には、管理規約改正や建て替え問題、管理費滞納、騒音問題や駐車場の空き対策、管理会社とのトラブルや居住者間のいざこざなどの相談を受ける一方で、大規模修繕のコンサルなども行う場面もあり、全ての分野に精通する事は容易ではありません。幅広い分野を扱っているマンション管理士は、どの分野もそこそこのレベルで、関連法規の改正や制度の変化などにもついていけなくなりがちです。
業務を委託する際には、それぞれの専門分野に特化したマンション管理士に依頼した方が良いでしょう。

マンション管理士の選び方

マンション管理組合がマンション管理士に相談したいと思う時、一般的にはマンション管理士事務所に依頼すると思います。
マンション管理士には宅地建物取引士などの不動産系の資格や行政書士、弁護士資格などを持った人が多いのですが、建物の点検、調査・診断、大規模修繕のコンサルなど建築技術系のサービスを得意とするマンション管理士は少ないと思います。

私の例でいえば、大規模修繕等に関するご相談には自信を持ってお応えする事ができても、管理費削減や管理組合運営のサポートなどのご相談には充分お応えする事ができません。
同じマンション管理士の資格を持っていても、得意分野が全く異なるものです。

どうしても幅広い分野の相談を一つの窓口でまとめて行いたいと思う場合は、様々な専門分野に特化したマンション管理士が所属しているマンション管理士事務所を探す必要があります。

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