中古住宅インスペクションの補助制度

昨日、電話で「ホームインスペクションの補助・助成制度はあるのか?」という問い合わせをいただきました。
私は自らの活動範囲内では知らなかったのですが、気になったので調べてみたところ、山形県で中古住宅インスペクションの補助制度がありました。
申込期間は平成27年7月28日から平成28年2月26日の間で実施されていました。
県内の中古住宅の売主又は買主が対象で、インスペクションを行い、売買契約をした場合に検査費用の1/2(上限3万円)の補助を受けられるというものです。
検査を実施するのは、日本ホームインスペクターズ協会のホームインスペクターと既存住宅現況検査技術者の2つに登録されている検査人が対象とされています。
予定戸数100戸に達した場合終了とありましたが、どれくらいの数の人達がこの制度を利用したのか気になるところです。

今後の中古住宅インスペクションの補助制度に期待

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同じ様な取り組みは、平成24年に福岡県でも実施されていました。しかし福岡県の場合は、補助対象となるのは売主のみだった様です。
買主も対象とする事で、より本来の目的を果たせる様になったはずです。

こうした補助・助成制度が全国に広がると、誰もが安心して中古住宅を購入しやすくなり、国が推進する中古住宅流通の活性化につながるのは確実です。
今後この様な制度がますます拡がっていく事に期待すると共に、多方面に投げ掛けていきたいと思います。

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