建材・設備メーカーランキング

平成最後となる今年。
今日は正月休み明けの3連休の中日です。

30年にわたった平成の間に、我が国の勢いは確実に失われつつあります。
そのひとつの表れが企業の時価総額ランキング。
平成元年では、世界時価総額ランキング上位50位のうち、日本企業が実に32社も占めていました。(1位はNTT)

ところが平成30年のランキングでは、日本企業はわずか35位のトヨタ自動車1社だけです。
アメリカ企業が31社、中国企業が7社で、日本は韓国、台湾、香港と並んでの1社になります。
働き方改革も良いのですが、日本人はこんなに休んでばかりいて本当に良いのでしょうか。
何かやり方が間違っている気がします。

さて、先日私が年間購読している建築雑誌に、工務店や住宅メーカーなどに勤務している専門家に聞いた採用したい建材・設備メーカーランキング2018が掲載されていました。

断熱材や接合補強金物、透湿防水シート、機能ガラスなどのマニアックなものから、外壁材や屋根材、住宅設備機器、フローリングなど皆さんも関心がありそうなものまで33分野について、アンケート結果をまとめたものです。

それぞれの機能性や耐久性、省エネ性、デザイン、コスト、サポートの6項目の評価や採用経験などを数値化して比較したもので、非常に参考になります。

これらの商品は、家づくりのプロが自分の現場で採用したいと思っているものなので、その一部をご紹介したいと思います。
皆さんの家づくりやリフォームの参考にしてください。

専門家が選んだ2018年の住宅部材のトレンドは?

■システムキッチン 1位 クリナップ  2位 LIXIL  3位 TOTO
 従来の主力ブランド「クリンレディ」に代わる「ステディア」でデザイン力を訴求したクリナップが、前年の2位から返り咲きです。

■システムバス  1位 TOTO  2位 LIXIL  3位パナソニック
 機能性に優れたTOTOの評価が、住宅のプロの間でも相変わらず高い様です。

■トイレ   1位 TOTO  2位 LIXIL  3位パナソニック
 この分野ではTOTOが頭一つ抜け出している様です。

■複合フローリング  1位 パナソニック  2位 大建工業  3位 ウッドワン
 デザイン性で有利に立つパナソニックが3年連続で1位です。

■住宅用室内ドア   1位 LIXIL  2位 パナソニック 3位 大建工業
 LIXILが昨年に引き続き1位を堅守。

■戸建て住宅用サッシ  1位 YKKAp  2位 LIXIL  3位 三協アルミ
 YKKApとLIXILが他を圧倒しています。

■戸建て住宅用玄関ドア  1位 YKKAp 2位 LIXIL 3位 三協アルミ
 デザインとコストの評価はLIXILがYKKApを上回りました。

その他では、窯業系サイディングの1位のニチハ、セメント系屋根材1位のケイミューは不動です。

住宅を新築したり、リフォームを計画したりする際に、どこのメーカーのどんな商品を採用したらよいのか迷ってしまうことが多いでしょう。
しかし今回ご紹介した上位企業の顔ぶれは、例年と大きな違いはなく常に安定していて、選んで大きな失敗をすることはほとんどないと思います。
最大公約数を希望する方にはお奨めです。
tokyo-07[1]

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