建築現場にいる動物

今朝、事務所の郵便ポストにIKEAのカタログが投函されていました。
300ページ以上もある店頭にも置いてある立派なものです。ポスティングで軒並み配布していると思われますが、相当なコストがかかるでしょう。他の会社ではとても真似する事はできません。ランチェスターの法則でいう「強者の戦略」です。

さて、どんな業界にも業界用語がありますが、住宅・建築業界にも一般の方にはわからない名称や呼び名がたくさんあります。
今日は息抜きにそんな話題です。

私は、学生時代から建築現場でよくアルバイトをしていたのですが、初めは職人さん達が言っている事が、何の事なのかよくわからなくて、叱られた事を今でも思い出します。

皆さんは「フネを持って来て、モルタルを打て!」と言われて、何の事だかわかりますか?
フネは左官屋などがモルタルを練る時に使う容器の事で、モルタルを打つのはモルタルで均す事です。決して叩く事ではありません。コンクリートを打つと言った方が分かり易いかもしれません。
よって上の言葉の意味は、「舟を持ってきてモルタルを練って打設しなさい」という事です。
ちなみにセメントの事を「ノロ」とも言います。

「セメントが風邪をひく」って何の事?

また、工事現場では動物の名前が良く登場します。ネコ(一輪車、手押し車)、ウマ(作業台、作業足場)、ツル(つるはし)、タコ(地面の土を締め固める道具)、ノミ(大工道具)、アリ(木材の継手の種類)、トンボ(留め金や釘の一種又はコンクリートを均す道具)、イヌ走り(コンクリートなどの細い通路)、トビ(とび職)、トラロープ(黄色と黒のロープ)、ハト小屋(屋根や屋上にある小屋状の覆い)などです。
余談ですがハト小屋の事をドーマーとも言いますが、これをずっと窓の業界用語だと思っていた人もいました。確かになんだかそれっぽい感じです。
動物の名前は、イナゴ、アンコウ、シャコ、モンキー、エビ束、ナマコ壁、カモ居、ウグイス張り、ウマ目地、ネコ脚などもあります。
何の事だかわかるでしょうか?

建築用語には他に、床が鳴く、目地が笑う、セメントが風邪をひく、木材が暴れる、材料が狂うなどの表現や、割栗石、目潰し砂利、バカ棒、鼻隠し、甲乙、胴差、火打ち、ラーメンなどおかしな呼び名がたくさんあります。

住宅を建てる時やリフォームする時に、コッソリ現場で職人さん達の会話を聞いてみるのも楽しいかもしれません。

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