プロ野球日本シリーズは、昨日日本ハムが連勝して2勝2敗の振り出しに戻りました。
札幌でシリーズの潮目が変わりつつありますが、広島に帰れば球場全体の雰囲気から、カープの圧倒的優位は変わらないでしょう。
日本ハムが日本一になるためには、今日の試合は絶対に落とせません。どんな試合になるのか楽しみです。
さて、昨今の外国人観光客の急増や4年後の東京オリンピック開催などの影響で、今後首都圏における宿泊施設の不足が予想されています。
それに伴い、メディアなどでも話題になっている「民泊ビジネス」が盛り上がりそうで、分譲マンションにおいても、空室を民泊施設として利用しようとする動きが見られそうです。
この様な利用方法は、空き家対策の一つとして期待される一方で、分譲マンションにおいては他の居住者とのトラブル発生や生活環境の悪化につながる要素が懸念されます。
ビジネスとしての民泊は、集客は民泊提供サイトに頼り、物件は自分で所有しなくても、賃貸して転貸すれば所有コストもかからずに、集客手数料を支払うだけの低コスト運営のため、すでにこの様な手法で収益を上げている事例は多いといいます。
例えば賃貸で月10万円の部屋を借りて1泊5,000円で貸せれば、8割の稼働率でも十分採算が合うという具合に、低コスト高利回りのビジネスになります。
分譲マンションで懸念される問題
一方、分譲マンションを賃貸する事は禁止されていなくても、民泊の場合は転貸となり、賃借人よりもマナー低下が心配されます。
民泊と称して部屋を借り、犯罪行為が行われる可能性や、利用者が部屋をそのまま返してくれない可能性も否定できません。
また、マンションの共用部分は区分所有者の共有物なので、民泊の利用者に利用される事を嫌がる人がいれば、トラブルになるのは避けられません。見た事もない人達が毎日入れ替わりで部屋に出入りするのは、他の住民にとっては好ましくないのは当然でしょう。
そこで、管理規約で民泊提供サイトへの登録を禁止するマンションも出始めたそうです。
私が住んでいるマンションでも、専有部分を宿泊のみの使用や、それとの区分が難しいウィークリー賃貸住宅などとしての使用を禁止するための管理規約の改正を行う議案が、今週末には総会で議決されそうです。
今後、管理規約作成時には予想できなかった事例が益々増えてくる事が予想されます。
こうした管理規約改正の動きは今後拡大していくでしょう。
観光立国を目指す我が国においては、ホテル料金と比べて安い料金で宿泊できる民泊は、外国人旅行者からの需要が高いと思いますが、民泊ビジネスで予想される様々な問題については、法整備を含めて早急に検討する必要があると思います。