SNSやユーチューブの普及により、現在では誰もが簡単に動画や画像を添付して情報を発信できる様になりました。
住宅の欠陥や不具合に関する動画や画像の投稿もたびたび目にします。
雨漏りなどの重大な欠陥から、床の不陸、壁やドアなどの傾き、仕上げ材の隙間から壁紙のジョイント部分のはがれまでその内容も様々です。
中には建築した会社の実名を挙げているものもあります。
高いお金を支払って住宅を購入した方の立場からすると、ちょっとした不具合でもその対応次第では「欠陥住宅だ!」と思ってしまうのは理解できますが、本来欠陥住宅とは「建築基準法などの法令を満たしていない住宅」、「設計図通りに施工されていない住宅」、「安全性・快適性など通常の居住に支障をきたす住宅」などの事をいいます。
不具合があれば欠陥住宅という訳ではないので、施工会社への怒りの感情に任せて何でもかんでも「欠陥住宅だ!」と言って投稿するのはあまりお勧めできません。
意外と役に立つSNSの効果。。。
一方、住宅会社やリフォーム会社の中にも自社の施工例などをSNSなどで投稿しているケースもたくさんあります。
しかし工事中の写真などを良く見ると、誤った施工や怪しげな施工をしているものもごく稀に見かけます。
投稿した人は間違いに気付いていないと思うのですが、誤った施工例を堂々と掲載しているのを見ると会社の姿勢を疑いたくなってしまいます。
会社の公式なホームページなら、写真1枚掲載するにも慎重になるものですが、この種の投稿ではつい気軽な気持ちなだけに会社の素の姿が見えるものです。
このような投稿は業者を選定する上で、想像以上に参考になるかもしれません。
誰でも気軽に投稿できるのは非常に良い環境ですが、一歩間違えると信用を失ってしまう事にもなりかねないのが怖いところです。