ホームインスペクションと体力

プロ野球日本シリーズもいよいよ終盤。これまでお互いに本拠地で全勝で、第6戦から広島決戦。勝ち星の数では日本ハムが優勢ですが、実質五分五分でしょう。
第6戦で救援登板するのか、第7戦に先発して黒田投手と投げ合うのか、日本ハム大谷投手の起用法が大きなポイントになりそうです。

さて、住宅のホームインスペクションを行う上で、床下や小屋裏の調査は非常に重要です。
建物の構造上の不具合や、断熱材の施工状況、白蟻被害の有無、雨漏りや水漏れの形跡の有無、木材腐食の有無など、建物の基本性能に影響を及ぼす欠陥を把握するためには外す事ができません。

ホームインスペクターに欠かせない事

しかし床下や小屋裏の調査は、非常に過酷です。狭いので通常の歩行ができないため、床下ではほふく前進、屋根裏では中腰での移動が強いられます。長い間無理な姿勢を取り続けないといけないので、腰や首、背筋などに負担がかかります。
途中で身体が痛くなっては、十分な調査が行えません。
また、白蟻やハチ、クモ、ムカデなどの昆虫の他、稀にヘビや動物に遭遇する可能性もあります。
狭い場所に入り込んで出られなくなったり、頭や身体をぶつけて怪我をする危険もあります。
体力の消耗も激しく、夏場の小屋裏は40~45℃になり、50℃以上になる事もあるので、脱水症状対策も必要です。
今年の夏、台風で屋根から雨漏りした翌日に天井裏を調査した住宅では、湿度はほぼ100%、温度は50℃近くあって、まるでサウナの様でした。

ホームインスペクターには、床下や天井裏に潜るための筋力や体力、柔軟性などが欠かせないのです。
体力が維持できなくなったら、この仕事は続けられません。
最近は体力不足を感じる事も多くなってきたので、筋力維持のため体幹を鍛え直す必要性を実感しています。
アスリートでなくても、筋トレも仕事の一部だと思う今日この頃です。

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建物調査・診断に欠かせない床下と小屋裏の調査

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