コロナウイルス感染症を予防するために住宅診断で出来る事

千葉県のホームインスペクション専門会社匠住宅診断サービスです。
猛暑だった8月も残りわずかになりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大が一向に収束する気配がない中で、例年とは全く異なる夏をお過ごしのことと思います。
厳しい残暑が続く中、くれぐれも熱中症とコロナ感染に十分注意していただきたいと思います。

さて、私共のホームインスペクションの仕事は、中古住宅の流通量と密接な関係があります。
住宅需要が縮小して中古住宅の取引件数が減少すれば、ホームインスペクションの依頼も減少してしまいます。
そのため常に中古住宅流通市場の動向に注目しています。
では2020年上半期の中古住宅流通市場は、新型コロナウイルスの感染拡大によってどの様な影響を受けたのでしょうか。

東日本レインズの2020年4~6月期のレポートでは、首都圏の中古マンションの成約件数は6,428件で前年同月比-33.6%、
中古戸建の取引件数は2,638件で前年同月比-22.1%になっていて、いずれも落ち込みが顕著でした。
やはりコロナウイルスによる緊急事態宣言の影響が大きな要因と思われます。
緊急事態宣言による自粛期間中は売主、買主共に様子見の状態にあったと思われるので、宣言解除後の動きが期待されるところです。
実際に中古マンション、中古戸建共に、6月には復調の兆しが見え始めましたが、7~8月にかけてコロナウイルス感染者が再度増加したこともあって、今後の動向についても依然として予断を許さない状況が続いているといえます。

コロナウイルス感染予防のために住宅購入で注意すべきこととは?

一方、リモートワーク(在宅勤務)の進展に伴う在宅時間の増加によって、「都心エリア・駅近ニーズの減少」や「郊外や地方居住、2拠点居住の増加」など住宅ニーズが変化するといった予想があるものの、今のところ目立った変化は見られていない様です。
むしろ感染リスクを抑えるために「満員電車による密を避けたい」「通勤時間を短縮したい」といったニーズも増えていて、今後どちらの需要が増えていくのか予想するのが難しくなっています。

しかし、新型コロナウイルスがいつ収束するのか全く予想ができない現状においては、住宅を購入する際に、都心に購入するにしても、郊外や地方に購入するにしても、万一の自然災害発生時に感染リスクが高い避難所生活を回避できることがますます重要になると思います。
昨年の9月~10月にかけて関東地方に大型台風が相次いで上陸し、多くの住宅が被害を受けて避難所生活を強いられたのは記憶に新しいところです。
たくさんの人が三密状態で生活する避難所では、感染リスクを抑えることが困難です。
避難所の三密を避けるため、耐震性や耐水性、耐風性などを備えた災害時の自立的継続居住性の確保がこれからの住宅には最も重要なのではないでしょうか。
そのためにもホームインスペクション、住宅診断を是非活用していただきたいと思います。

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写真の様に屋根材を留め付けている釘やビスが緩んでいると、台風時に屋根材が飛散してしまう恐れがあります。
これからの台風シーズンを前に、事前に住宅診断を行って必要なメンテナンスを行っておくことで予防することができます。

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