本日は東京ビックサイトで開催されていた「住まいの耐震博覧会」で、京都大学の五十田教授のセミナーを受講して来ました。熊本地震現地調査でわかった事を元に、その原因と対策を考察する事がテーマのセミナーでした。
熊本地震では、軟弱地盤が想定外の建物被害をもたらした原因と言われている中で、地盤の影響はほとんどなく、建物に問題があるとの見解をとなえているのが印象に残りました。
そして今月21日には、JR総武線両国駅近くで行われる「木造住宅の耐震診断~精密診断法のすすめ~」の講習会に参加する予定です。
この講習会は、耐震診断ソフトのメーカーがユーザーを対象に開催するもので、定期的に参加しています。
かなり専門的な内容ですが、業務を行う上で非常に役に立ちます。
また、3/7~3/10には東京ビックサイトで「建築・建材展2017」が開催されます。こちらはまだ参加できるかどうか未定ですが、時間が取れれば最終日に予定されているセミナー「マンションの大規模修繕と耐震(診断と改修)」を聞きに行きたいと思っています。
会社員だった頃と異なり現在は、最新の住宅関連情報を入手したり、スキルアップするためには、自分自身でその様な機会を探して参加するしかありません。(住宅会社在籍中は、取引メーカーや取引先を通して様々な情報や招待状がひとりでに届いていました。)
そしてこれらの機会を積極的に活用していかないと、取り残されてしまいます。
「既存住宅インスペクション」、「瑕疵保険加入のための検査」、「不動産仲介事業者における建物補償のための検査」、「リフォームの事前調査」、「長優インスペクション」などインスペクションの方法も目的によって様々ですが、我々ホームインスペクターは常に最新の技術、法規、制度などを取り入れて、スキルアップする事が要求されると思います。
今後もできる限り時間を作ってこの様な場にも参加し、アウトプットするだけでなくインプットする場を設けていきたいと思っています。