ホームインスペクションは、現在の住まいの健康状態を知ると共に、将来のリフォーム計画のためのひとつのツールとして捉えることができます。
そのため、ホームインスペクションとリフォーム・リノベーションには密接な関係があります。
私は以前、大手企業グループの住宅会社に勤務し、20年以上住宅リフォームの仕事に携わっていました。
そこでその経験を活かし、単に住宅診断を行うだけでなく、中立的な立場から住宅リフォームのプラン、見積、契約書のチェックや、リフォーム会社選定のお手伝い、リフォーム会社とのトラブル相談なども行っています。
直接工事を請け負うことはありませんが、それだからこそ第三者の立場から客観的なアドバイスを行う事ができます。
弊社には毎月様々なご相談があるのですが、中でもお金についてのご相談が数多く寄せられています。
・相見積もりで安い業者に発注したら工事がずさんだった
・リフォームしたところとしていないところの差が非常に目立つ
・費用を値切ったためか工事が雑であらが目立つ
・本来お金を掛けるべきところにお金をかけなかった
・高齢の母が契約した業者が〝ボッタクリ業者〟だった
・後から高額の追加工事費用を請求された
・当然見積もりに含んでいるものと思っていたら別途費用がかかるといわれた
・ついあれもこれもとなってお金を掛け過ぎてしまった 等々
リフォームは対象となる建物の構造や築年数、劣化具合などが様々で、顧客のニーズも多種多様になるので、定価が存在せず価格の目安がつきにくくなっています。
たとえ費用の相場はあったとしてもそれは平均的なものなので、全ての家にあてはまるものではありません。
会社ごとにある程度仕様や工法が決まっていて同じ仕事を繰り返すことが多い新築工事と違って、顧客のご要望に合わせて一件ごとに仕様や施工方法が異なるのがリフォームです。
またゼロから作る新築工事と違って、リフォームでは既存の下地や周辺部分にほんのひと手間加えるだけで仕上がりの見映えが格段に良くなることも珍しくありません。
したがって単に見積金額を比較するだけで業者の優劣を判断することは、専門家でも簡単なことではないのです。
リフォーム成功の秘訣とは？
現在国内のリフォーム事業者は、地場工務店系やリフォーム専業系、専門工事業系、ハウスメーカー・ゼネコン・デベロッパー系、住宅設備機器・建材メーカー系など玉石混交状態で、住宅リフォーム事業への参入条件としては建設業許可の取得は絶対に不可欠なものではありません。
そのため、建設業許可を取得する際に必要な建築技術者がいない会社が安易に参入するケースが数多くみられ、中には営業マンだけのほぼ素人集団が存在しています。
それだけに業者選択を誤ると、必ず後悔してしまうことになります。
しかし事前に重要なポイントを押さえておくことで、失敗してしまうリスクを最低限に抑えることができます。
以前私は「住宅リフォームを成功させる秘訣」を小冊子にまとめました。
「リフォームの見積依頼の仕方」から「業者選び」まで住宅リフォームを上手に進めるコツをわかりやすくご紹介したものです。
発行後約3年が経ちますが、ここに書いた内容は現在でもほとんど変わっていません。
この小冊子を読むことで、冒頭にあげた失敗のリスクを無くすことができます。
本日、事務所の片づけを行っていたところ若干在庫があったので、ご希望の方には無料で送付させていただきます。
これからご自宅のリフォームを行う予定の方や、中古住宅を購入してリフォームする予定の方に是非参考にしていただければ幸いです。
小冊子送付をご希望の方は、本ホームページのお問合せフォームにお名前、ご住所、メールアドレスをご記入の上お申し込みください。
尚、在庫がなくなり次第終了とさせていただきますので、その際にはご容赦ください。
A5版31ページの小冊子になります
