リフォームの見積でのトラブル防止のために注意する事

前回、リフォームの見積書のチェックポイントをお伝えしましたが、見積に関するトラブルを防止するために注意すべき点があります。
まずは見積を依頼する前に、リフォーム希望の内容を明確にしてリフォーム会社に伝える事が重要です。
工事内容が不明確なままで見積依頼をし、契約後に追加工事の依頼を行うと、予想外の追加費用を請求されてしまう事があります。
追加工事の内容によっては、リフォーム会社の工程や施工の段取り(職人や材料の手配)に大幅な変更が必要となる場合があるためです。

また、見積書の提出を受けたら、希望する内容が見積書に含まれているかどうかをしっかりと確認してください。
あいまいなまま工事を行って、後からリフォーム会社に指摘すると追加費用を請求されてしまう事もあります。
そして別途工事の内容も契約前にきちんと確認しておきましょう。
リフォーム工事には着工してみないと分からない事もあるので、どの様な時に追加工事が発生するのか、費用はどれ位になる可能性があるのかなどを確認しておく必要があります。予想外の費用が発生した場合に支払いができなくなったり、リフォームの計画自体を見直す必要が起きるかもしれません。

着工後の追加・変更工事には特に注意が必要!

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また、やむを得ない事情で追加工事や工事内容の変更を依頼する際には、あらかじめ追加変更費用について明確にしておく必要があります。
費用はいくらかかるのか、その場合の費用負担は誰がするのか等を必ず書面に残しておきましょう。
現場で工事内容を変更する必要が生じ、リフォーム会社が費用を負担するものと思っていたら、後から高額な費用を請求された例もあります。
そしてリフォーム会社に追加工事や変更を電話で依頼する時は要注意です。後でメールにて送付するなど、必ず書面化して残す様にしてください。
リフォーム会社の担当者の携帯電話に連絡する場合などは、相手がメモをとれずに忘れてしまう事もあるので特に注意が必要です。
トラブルを未然に防ぐためには、お互いが相手の立場を考えて伝達する様心がけたいものです。

私の経験上、リフォーム工事のトラブルはほとんどのケースが追加、変更工事に起因しています。リフォーム工事では着工後の追加工事や変更工事発生の可能性は否定できないのですが、その際には追加・変更工事に着手する前までに、費用負担を明確にしておく事が何よりも重要になります。

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