プロ野球パリーグは、日本ハムが大逆転優勝。
前半戦は圧倒的な強さを見せたものの、後半故障者続出で失速した王者ソフトバンクが、再び意地を見せるのか?
上位2チームに総合力では劣るものの、下剋上ロッテも長いリーグ戦とは異なり、短期決戦では実力以上の力を発揮します。
パリーグのクライマックスシリーズが楽しみになりました。
さて、注文住宅と比べて、土地を探す必要がなく、価格的にも割安感のある建売住宅は、一時の「安かろう・悪かろう」のイメージが少なくなりつつありますが、注文住宅以上に品質に大きなバラツキがある様に思います。
購入前に不具合や欠陥をきちんと見抜き、良い物件を選ぶ事ができれば、満足度も高く得した気分になるのですが、質の低い物件をつかまされたら、一生後悔する事になってしまいます。
建売住宅は、建築する工程を見る事ができないのが大きな欠点です。
たとえ不具合や欠陥があっても、購入希望者が内覧しただけではなかなか気づきません。
中でも、建築中の段階から、すでに雨水の侵入などによって内部にダメージを受けてしまっている物件には注意が必要です。
特に2×4工法の住宅では、1階の床から1階壁、2階床、2階壁と出来上がって、最後に屋根が掛けられるので、工事中に構造躯体が雨で濡れてしまうのは避ける事ができません。工事中に雨で濡れてしまうのは、2×4住宅の宿命の様なもので、着工した時期によっては1週間以上雨ざらしになってしまう事もあります。
工事中の水濡れは軽視できない
この様な物件は、購入前には気付かなくても、購入後時間の経過とともに、少しづつ問題が表面化してくる可能性があります。
壁や天井にカビが発生したり、室内がカビ臭くなったり、木材が腐食するといった現象です。
床の合板が水浸しになった状態で、完全に乾燥しないままフローリングを貼ったりすれば、不具合が出るのは当然です。
その様な症状になると、建物の寿命に影響するばかりか、住人にも健康被害を及ぼす可能性が出てきます。
修理するにも、壁や床を剥がしてやりかえるなど、比較的大掛かりな工事になってしまいがちです。
購入する前から雨水による被害が明らかになっている場合は、原則的に購入を控えた方が良いと思います。
梅雨時に上棟した物件などには特に注意が必要です。
どうしても購入したい場合には、専門家による建物診断・調査は不可欠です。
販売業者の言う事を全て信用するのは避けたいものです。
木材の腐食は、木造住宅では致命的な欠陥になるので、慎重な判断を怠ってはなりません。
施工中の様子が全くわからない建売住宅の購入にあたっては、まず信頼できる売主から購入する事が最低限の防衛手段になります。