首都圏の新築マンション市場は好調?

弊社では新築マンションの内覧会立会いは行っていませんが、今年になって新築マンションの内覧会立会いの仕事が減っているといいます。
そこで昨年と比較して新築マンションの販売がどうなっているのか調べてみました。

(株)不動産経済研究所が今月15日に公表したデータによると、首都圏のマンションの7月の発売は3,426戸で、前年同月(3,317戸)比で3.3%増、契約率は71.9%で前年同月比では8.6%増加しているそうです。
1戸当たり価格は6,562万円、1㎡あたりの価格は95.2万円で、いづれも前年同月よりも15%以上のアップです。
尚、8月の発売戸数も2,500戸の見込みで、前年の1,966戸から増える見込みだそうです。

しかし、発売戸数や平均価格、1㎡あたりの価格が増加しているのは主に東京都内が中心で、千葉県では全て減少傾向になっていて、発売戸数は118戸で契約率はわずか33.1%だそうです。(千葉県の新築マンションの平均価格は4,330万円、1㎡あたりの価格は59.3万円です。)

先月、新築マンションの内覧会立会いで有名な方とお話しをする機会がありましたが、今年になって内覧会立会いの依頼が大幅に減っていると話されていたのもうなずけます。
マンションは契約から完成までの時間が長いので、契約件数の減少がすぐに完工件数の減少につながる事はありませんが、この傾向はずいぶん前から表れていたと思います。

これからの新築マンション選びはより慎重に!

この様な傾向は今後も続くものと思われ、都内の新築マンション価格は高騰し、千葉県、埼玉県のマンション価格は下落するという2極化がますます進むのではないでしょうか。

新築マンションの市場動向を語る際には、首都圏のマンションで一括りにされる事が多いのですが、地域別に細かく分けて推移を見ないと誤った判断をしてしまう可能性があります。
この先新築マンションが売れなくなるのはほぼ間違いなさそうなので、購入を検討している方はじっくりと時間をかけて、より吟味して物件を選ぶ必要がありそうです。

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