注目される古材ビジネス

今日は終戦記念日。リオ五輪では連日のメダル獲得に盛り上がる日本ですが、平和について改めて考えてみたいと思います。

さて近年では、古材ビジネスが注目される様になってきました。古材(こざい)とは、一般的には築50年以上の古民家から取り出された木材の事を指しますが、強度も高く、調湿効果もある事から、住宅や店舗などで再活用できる木材として取引されています。
少し前までは、こうした古材には何の価値もなく、ただ廃棄されるだけでした。
しかし今では、経年変化による独特の色合いや温もりのある味わいが、最近流行の古民家カフェや、古民家風リフォームなどの影響もあって、希少価値のあるものとして人気を集めています。

古材のメリット

古材価格は、古材鑑定士などの古材の専門家が、古材の状態・樹種・規格・歴史などから評価して付けられます。
しかし中には、ただ古いだけでほとんど価値のないものが、ボッタクリ価格で古材として販売されている事もあるので、注意してください。
写真は、松の梁(3,300×150×150)だと思いますが、35,800円の値段が付けられていました。
大工がノミで刻んだ仕口や、歳月を経て変化した色合い、干割れの跡などには、新材にはない深い味わいがあります。
また、長い年月をかけて十分に乾燥されているので、新材よりもはるかに高い強度があります。
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最先端のテクノロジーを活かした建材メーカーの集成材や新建材にも長所がたくさんあるのですが、我々日本人が心からくつろげるのは、無垢の木材や自然素材をふんだんに使った本物の「木のすまい」ではないでしょうか。
住まいの全ての部分に無垢材を使用する事は無理でも、部屋の一部に古材を使用する事で、部屋の印象はガラリと変わります。

古材に興味のある方は、古材ねっと(http://www.kozai.net/e cozai)で購入する事ができます。
長さ7m近いマツの梁(300×400程度)には、40万円程の値段が付けられていました。樹種は、マツ、ケヤキ、スギ、ヒノキなどの他、クリなどの珍しいものもあるので必見です。

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