高品質の家はきれいな現場から生まれるVOL.3

本日は現場の様子で良い住宅会社を見分ける簡単なチェックポイントのご紹介です。
気になる会社の現場が近くにあったら、まずは道路から現場全体を観察してみましょう。
そして以下の項目をチェックしてみてください。

誰でもわかる『敷地の外からのチェックポイント』
☐部外者が現場内に自由に立ち入る事が出来ない様に仮囲い等を設置している
☐現場の前面道路に泥やゴミなどが落ちていない
☐現場のわかりやすい場所に建築会社の連絡先などがわかる表示がある
☐道路に資材や材料などを放置していない
☐工事車両が近隣の迷惑になる場所に駐車していない
☐足場のシートが隙間なくきれいに張られていて、風でバタついていない
☐敷地内の資材がきちんと整理されていて、雨ざらしになっていない
☐ゴミはゴミ置き場にまとめて置かれていて、現場内に散乱していない
☐足場の上に資材やゴミが放置されていない
☐建物の周りにゴミが落ちていない
☐屋外で作業している職人がヘルメットを着用していて、あご紐をきちんと締めている
☐職人がくわえたばこで作業していない
☐職人の身だしなみがきちんとしている

以上の項目がしっかりできている様なら、次に住宅会社に連絡して現場を見学させてもらいましょう。
(見学を希望する際には現場の職人に直接声を掛けても、危険防止や建築主のプライバシー保護のため第三者の立ち入りを禁止している会社もあるので、住宅会社に連絡する事をお奨めします。)

誰でもわかる『現場内でのチェックポイント』
☐職人の挨拶やマナーが良い
☐室内が整理整頓されている
☐資材がきちんと保管されている
☐お客様用のヘルメットやスリッパが設置されている
☐室内がホコリだらけになっていない(作業終了後に都度掃除している)
☐床に道具やごみが散乱していない
☐玄関ドア、フローリング、階段、窓枠、ドア枠、カウンター、下駄箱、住宅設備機器(キッチンの天板やユニットバスの  床)などがきちんと養生されている(傷が付かない様にベニヤや養生紙で覆われている)
☐室内に土足で立ち入っていない
☐足場の足場板が外しっぱなしになっていない
☐喫煙所に吸い殻入れや消火器が設置されている(最近は現場内全面禁煙にしている会社も増えてきました)
☐仮設トイレの清掃が行き届いている
☐床下はきれいに掃除されている
☐断熱材は隙間なく詰め込まれている
☐釘やビスは一本一本等間隔で丁寧に打たれている、釘頭やビス頭がめり込んでいない
☐天井や壁の石膏ボードは隙間なく丁寧に貼られている、石膏ボードの角が欠けていない  などです。

いかがでしょうか?
以上の事なら専門知識がなくてもわかると思います。むしろ専門知識のない素人の方が鋭い指摘をする事が多い様に思います。専門家の方が「こんなものだろう」と思ってしまいがちだからです。

現場を見れば会社の姿勢がわかります!

もちろん上記の項目が合格だからといって、品質に問題がないと断言できるわけではありません。
建築には専門家でないとチェックできない項目が他にもたくさんあります。
しかし上記の項目が半分以上できていない会社が、高品質の建物を建てられるはずがないと思って間違いないでしょう。

建築は人間の手で作るものなのでミスは付き物です。しかし、上記のチェックポイントで掲げた項目はミスではありません。
「住まいづくり」をする上で最も大切な会社の姿勢なので、ある面ではミスするよりも大きな減点になります。
住宅会社を選ぶ際に必ずこれを参考にして自分の目で確かめる様にすれば、欠陥住宅を摑まされる可能性はずいぶん少なくなるはずです

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