相棒 ~ホームインスペクションに必要な道具~

ホームインスペクションは目視による調査が中心となりますが、調査する際には欠かせない相棒がいます。
それは調査で使用する道具です。調査の内容によって道具も若干異なるのですが、代表的なものをご紹介します。

ホームインスペクションで使用する道具

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1、スケール
  皆さんがご存知のスケールの他に、ひび割れの幅を計測する際には専用のクラックスケールを使用します。
2、レーザー墨出し器
  建物や床の傾斜を測る際に使用します。傾きが一目でわかるスグレモノですが、精密機械なので取り扱いに気を使います。
  時々精度確認を行います。
3、水平器(大、小)、下げ振り
  レーザー墨出し器が使いにくい場所で、水平や垂直を確認するために使用します。誰でも簡単に取り扱う事ができます。
  小さい水平器は下側に溝があり、排水管の上に乗せて配管の勾配を測るのに便利です。狭い場所でも使用できます。
4、鉄筋探知機
  コンクリートの中に鉄筋が入っているかどうかを確認する際に使用します。
5、木材水分計
  木材の乾燥状態を確認する際に使用します。主に床下の土台や大引きなどの乾燥状態を見ます。
6、打診棒
  モルタル面やタイル面にあてて撫でる様に表面を転がすと、音の違いで浮いているかどうかがわかります。
7、伸縮ミラー
  サッシの下側や顔より高い部分などの見にくい部分を確認する際に使用します。
8、双眼鏡
  屋根や2階部分の外壁、軒天などを目視する際に使用します。
9、懐中電灯
  主に床下や小屋裏を目視する際に使用します。LEDのものが明るくて便利です。
10、方位磁石
  アウトドア用なので丈夫です。現地で方位を確認すると、ごく稀に図面の方位がずれている事があります。

他にも記録のためのデジカメや脚立、簡単な工具、防塵マスクなども必要ですが、使用頻度の高いものは以上のようなものです。
これらはインスペクションする際にはもはや単なる道具ではなく、立派な頼れる相棒です。
もちろん相棒がいくらしっかりしていても、検査人が正しく使用しないと意味がないのはいうまでもありませんが、相棒にしっかりと働いてもらうためには普段の手入れやメンテナンスが欠かせないのは建物と同じです。
目視とはいえ、これらの相棒なしではホームインスペクションは成り立ちません。

  

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