自分で行う完成検査のチェックポイント

今日で9月も終わり。もう秋ですね。
10月は、私の大好きな車のイベントが目白押しなので、今から楽しみです。
10月8~10日は、お台場でアメリカン・ピクニックデイ。世田谷ベースでお馴染みの所ジョージさんのイベントです。
10月16日は、同じお台場でスタンスネイション2016東京。ちょっと強面のシャコタンカスタムカーのイベントです。
そして10月23日は、筑波サーキットで、クラッシクカーの耐久レース。懐かしい70年代の旧車による熱いバトルに釘づけになります。

さて、住宅の完成検査の際、素人なので「どこをどの様にチェックしたら良いのかわからないので教えて欲しい。」と聞かれる事があります。一般の方が、完成した建物の不具合や施工不良を漏れなく調べようとしても限界があります。
しかし、不具合を見逃してしまい、我慢しながら暮らしていくのは大きなストレスになります。
小さなイライラでもそれが募ると、そのうち健康被害をもたらす事にもなりかねないので、できる限り厳しくチェックしたいものです。
建築に詳しくない方でも、建物の品質や職人の腕を見分けるポイントがあります。
今日はそれをいくつかご紹介させていただきます。

まずは外壁と基礎のチェックです。最近の住宅に一般的に使われている外壁は、サイディングボードです。サイディングボードを固定する釘が丁寧に打ち込まれているか、釘の頭が飛び出していたり、間隔が雑に打たれていないかなどを見てください。
また、外壁や基礎にひび割れが発生していないかどうかは要チェックです。幅が0.5mm以上のひび割れがある場合は要注意です。
建物に構造的な重大な欠陥がある可能性もあります。
外壁や基礎に、配管や配線を通すための貫通穴がある場合には、配管や配線周囲の隙間がきちんと塞がれているかどうかもチェックしてください。隙間があると、雨水が侵入する原因になります。

建物の中に入ったら、なるべくスリッパを履かずに素足で歩く様にしましょう。素足で指先に感覚を集中しながら床の感触を確かめる様に歩くと、床の傾斜や部分的な不陸、フローリングの浮きや床鳴り、階段の軋みなどに気付く事も少なくありません。

次にドアや窓枠、床材などのキズをチェックします。最新の注意を払いながら作業をしていても、細かい傷がつくのは、なかなか避ける事ができません。住宅の性能や安全性には直接影響はありませんが、一生のうちでも最も高価な買い物です。気になる傷や汚れがあれば、遠慮せずに申し出ましょう。
尚、傷や汚れについては、引き渡し後に住宅会社に伝えても、原則的には補修してもらえないので、必ず事前に良く確認しておきましょう。

そして各部屋をチェックする際には、部屋の入隅(いりずみ=部屋の角の隅)に注目してください。
私達建築の専門家でも、大工や職人の技量を判断する際には、まずは「入隅」から見るほどです。
入隅には職人の「腕の差」が現れます。今は本格的な和室は少なくなりましたが、和室の入隅を見れば、大工の腕は一目でわかったものでした。部材の接合箇所に隙間や段差が生じていないか、壁の入隅は通り良く納まっているか、入隅のクロスに皺がないかなどをチェックします。何となくしっくりしない点があったら、何か問題が隠れている可能性があります。
同様に出隅(出っ張りの角)にも注目してみてください。出隅の隙間が大きく開いていたら、雑に建てられた家か、職人の腕が悪い可能性が高いです。
また、ドアやサッシなどは実際に開閉して作動状況を確認しましょう。電気や水は使用して確認してください。
各部屋の掃除が隅々まで行き届いていない、ところどころに釘が飛び出していたり、未処理の釘がある場合なども要注意。
素人でもわかる不具合が数多く残っている場合は、住宅会社の担当者による完成検査がきちんと行われていないと思われます。

最後に、床下や天井裏の点検口を覗いてみてください。
専門的な事はわからなくても、床下や天井裏の断熱材は隙間なく綺麗に充填されているか、入れ忘れている部分はないかを見てください。点検口付近の断熱材がなかったり、床下の断熱材が垂れ下がっている事は意外と多いものです。
また、床下配管の水漏れ跡や、床下のゴミなどが見つかる場合があります。
万一、断熱材の入れ忘れや配管の水漏れなどがあっても、引き渡しまでに修理してもらえば過剰に心配する事はありませんが、床下にゴミなどが放置されている場合は、重大注意です。
床下などの見えない部分の清掃が行き届いていない場合は、全体を通して目に見えない部分で手抜き工事が行われた可能性が高いといえます。現場管理や職人のレベルも低く、施工業者の信頼性も高くはないでしょう。

最低限は上記のチェックを行って欲しいと思います。万一、不安な点がたくさんあった場合は、専門家による検査を依頼する事をお奨めします。

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