住宅建築トラブル予防対策

横浜市鶴見区のマンションで、3歳児が9階のベランダの手摺を乗り越えて転落死したというニュースが流れました。
現在、警察が詳しい経緯を調べているそうですが、ベランダに踏み台となる様なものを置かないなど、各家庭での対策を今一度徹底して欲しいと思います。

さて、住宅の購入や住宅の建築を行う過程では、様々なトラブルに遭遇する可能性があります。
長年住宅業界に在籍していた私からすれば、むしろ何のトラブルもない事の方が、不思議に思う程です。

しかし、住宅に関するトラブルは、大きく3つに分けられます。
価格トラブル、契約トラブル、欠陥住宅です。
この3つのトラブルを避ける事が出来れば、住宅の購入や建築は大成功です。

住宅は高額な商品なので、購入するだけでも土地や建物の知識だけでなく、住宅ローンや税金の知識、関連する法律知識など様々な知識が要求されます。ましてや、まだ商品が完成していない注文住宅を建てるとなると、もはや自分自身だけの手に負えないのが普通でしょう。
ほとんどを工務店やハウスメーカーに一任して家を建てる事になります。そして建築主の判断が必要な時も、住宅会社からの一方的な情報のみに頼って決断をしがちです。

この様にして家を建てていたら、トラブルになって当然です。
もし何のトラブルも発生しなかったとしたら、単に欠陥や不具合に気付かなかっただけか、住まいづくりにあまり関心がなかったかのいずれかでしょう。

業者選択で迷ったら・・・?

もちろん全ての住宅会社が、お客様を騙そうとしている訳ではありません。誠実な会社もたくさんあると思います。
しかし、世の中には、存在すべきではない住宅会社も存在しています。
そして、どんなに誠実な会社でも、建築主とは利害関係が完全に一致する事はありません。
利害関係が一致しない限りは、万一ミスを犯せば隠そうとするのは当たり前ですし、住宅会社の意見が必ずしも建築主の利益になる訳ではないのです。

工事価格、契約内容(代金の支払い方法や工期、保証条項など)、品質チェック(工事検査)などトラブルになりやすい点まで全てを住宅会社に任せているから、建築トラブルが発生してしまうのです。

トラブルを防止するためには、見積書の内容や契約書の内容が納得いかなければ契約しない、納得できないお金は請求されても払わない、建物の検査は住宅会社に任せっきりにしない事が重要です。

トラブルが生じる恐れの高い工務店やハウスメーカーで、家を建てない事が一番の解決策ですが、一般の方にはなかなか見分けがつかないでしょう。
しかし、専門家が見れば、業者の技量はだいたい予想がつくものです。
もし、利害関係の全くない中立的な立場の専門家の意見が聞ければ、業者選択の間違いは、ほとんどなくなるでしょう。
業者選択で迷ったら、これらの第三者の専門家に相談してみるのも一つの方法です。

私共でも、住宅会社選びのお手伝いをさせていただいております。
無料相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。

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