相見積もりで失敗しないためには・・・。

不当に高い見積金額で契約を迫る悪質な業者を排除したり、それぞれのリフォーム会社の施工精度や品質を探るために、相見積もりを取る事は重要である事を何度もご紹介させていただきました。

リフォームは、建物の劣化度合いや、お客様の要望を考慮しつつ、リフォーム会社がそれぞれの提案を取り入れて設計するものなので、見積に含まれる工事範囲や施工方法、工事金額が業者によって異なってしまうのは、多少やむを得ない事だと思います。

相見積もりは、複数業者に見積書の作成を依頼し、比較検討するものですが、単に金額だけを比較するのが目的ではありません。
相見積もりの目的を誤解していると、かえって満足度の低いリフォームを引き起こす原因となってしまうので、注意が必要です。

注意したい「相見積もりのタブー」

リフォームを成功させるためには、リフォーム会社との信頼関係がとても重要になります。
リフォームを少しでも安い価格で発注したいと思うのは当然の事ですが、無理な値引き交渉やマナーを無視した駆け引きなどを繰り返すと、良心的な業者ほど離れていってしまいます。
他社の見積もり金額を元に、シーソーゲームの様に価格交渉を行う事は絶対に避けるべきです。他社の見積書やプランを渡して交渉するのはマナー違反です。
こうした交渉を続けていくと、最後に残るのは最安値の業者で、必ずしも価格と品質のバランスがとれた優良業者とは限りません。施工後に追加工事を請求されて、結局高くついてしまったり、手抜き工事をされるリスクも高くなります。

相見積もりをとって、どうしても予算があわなければ、それぞれの会社にコストを抑えるためのアドバイスを求めてみると良いでしょう。
お客様の予算とニーズに合わせたコストダウンの提案や、工事範囲の見直しなど専門家の立場からアドバイスしてもらえるはずです。
また、相見積もりを行って業者を決定したら、その他の業者には理由を伝えてはっきりとお断りするのもマナーです。

リフォーム費用をできるだけ抑えたいとの思いが強いばかりに、リフォーム会社との信頼関係を損なう交渉をするのは決して得策ではありません。
相見積もりを上手に活用して、業者選択の参考にして欲しいと思います。

弊社ではリフォーム業界20年以上の経験を元に、リフォーム業者選択のお手伝いもさせていただいております。優良業者を見分ける質問方法や、見積書のチェック、私なら発注しないリフォーム会社、契約関係書類のチェック等のご相談も受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
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