消費税率の引き上げ時期とリフォーム

熊本地震の影響で、消費税率の引き上げを延期する可能性が高まっていると報じられています。
一部報道では、安倍首相が主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の前後に、正式に増税の延期を表明するとみられているといいます。
一方では、菅官房長官が、予定通り増税を実施する考えを示したとの報道もあり、今だ不透明な様です。

消費増税実施か見送りか、今年住宅のリフォームを予定している方にとっては気になるところでしょう。
リフォームの場合、増税後の10%の税率が適用されるのは、契約時ではなく、完成引渡時になります。
3年前の増税時には、私はリフォーム会社に在籍していましたが、盆明け以降に大規模リフォームを中心に駆け込み需要が集中し、対応に追われました。

リフォーム工事の消費税で注意すべき点

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今回、消費増税が実施されれば、3年前とは比較にならないほどの駆け込み需要が発生する可能性があると言われています。
前回は、3/末日の引き渡しを1日でも過ぎてしまえば、増税後の消費税が課税されるとあって、普段から工事が集中する2月、3月の工事量は半端でないもので、中には対応ができずに工事をお断りするケースもありました。
その様な事から、今回増税が行われる場合には、2016年9月末日までにリフォーム工事の契約を交わしていれば、引き渡しが2017年4月以降になっても、現行の税率を適用するといいます。
しかし、10月1以降の契約の場合は、3月31日までに完成引渡しが終わらないと、10%の消費税が課税されてしまいます。

今回、予定通り消費税率の引き上げが実施されるかどうかはまだわかりませんが、確実にいえる事は、今後消費税が上がる事はあっても、決して下がる事はないだろうという事です。

現在リフォームを検討されている方は、なるべく早いうちに見積書やプラン依頼を行い、リフォーム会社の選定に着手しておいた方が良いでしょう。

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