中古住宅の購入を途中で断念する理由

我が国の中古住宅の売買においては、宅建業者に仲介手数料を支払って全て任せてしまうのが当たり前の様になっていて、売主も買主も自ら責任をとろうとはしません。本来、売主には物件の情報を開示する責任があり、買主は物件についてきちんと調査しないで購入して、後で瑕疵が見つかれば自分の責任になるのが本来の姿だと思います。そのために専門家を依頼してホームインスペクションを行い、納得した上で購入する様にしなければなりません。
宅建業者に全ての責任が負えるはずがないので、不動産トラブルが多いのです。我が国でも早くこの様な意識が根付くと良いと思います。

さて、中古住宅を買おうと思っていろいろと行動してみたものの、最終的には購入を見送った方も少なくないと思います。
購入予定の物件のインスペクションを予定していながら、直前で購入を断念してキャンセルになるケースもまれにあります。
そこで購入を見送る理由は何が多いのかを調べてみました。

最も多いのがやはり資金調達の問題や予算が合わない、融資が受けられない、長期ローンが不安などの金銭的な理由の様です。今住んでいる住宅の売却時期が絡んでいて、タイミングが合わなかったというケースもありました。
住宅ローンの審査では、年収や年齢、職業、勤続年数などが審査に通るかどうかにばかり気をとられがちですが、中古住宅の場合は、購入する物件自体が審査の対象となる場合もあります。築年数や面積、検査済み証が交付されているかどうかなど、どのような審査があるのか事前に確認しておきたいものです。
築年数が古い場合など、現金でないと購入できない場合もあるので注意が必要です。

物件を決めるのに妥協は禁物!

また、当初は一戸建てを探していたが、マンションへと気持ちが動いたり、間取りや立地条件などで家族の意見がまとまらないなどのケースもあります。
周囲の環境や交通の便などは家探しの重要な条件です。一部の家族だけが我慢を強いられる事になると、長く住むのは難しいので、妥協は禁物です。
また、昔からずっと住んでいた土地と遠く離れてしまうのは、親しい人が周りに多いとやはり寂しいものです。転居するメリットとデメリットを良く検討し、後悔しない様にしたいものです。

そして心から気に入った物件がなかったという理由もあるようです。最初は気に入った物件でも、後で冷静になって考えると耐震性に不安があったり、地盤が悪い事がわかったり、資産価値の低い土地だったりする場合です。妥協して後で後悔する事になるのを恐れて、購入を決断できなかったケースです。
また、購入後にリフォームを計画している場合には、希望通りのリフォーム工事ができない事もあるので、あらかじめ専門家に相談してみて、購入を断念する事もあると思います。

他には、不動産会社の担当者に不満があったなどという事もあるそうです。決して安い買い物ではないので、信頼できる担当者から購入したいと思うのは当然でしょう。

建物の強度や設備の老朽化などに不安があって購入をあきらめるケースは、意外にもあまり見当たりませんでした。中古住宅の場合は多少の不具合はあっても、雨漏りや構造躯体の腐食等の重大な瑕疵でなければ、購入を断念する理由にはならない様です。もちろん不安を払拭するためには、メンテナンス費用や修繕費用を事前に明確にしておく必要があると思います。

素人には何から何までが不安だらけの中古住宅購入で失敗しないためには、専門家のアドバイスを上手に利用したいものです。

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