マンションの間取り変更リフォームのリスク

住宅を購入する機会は、ほとんどの人が一生のうち1度か2度なので、ホームインスペクションでのお客様とのお付き合いは、1度きりというのがほとんどです。もっと末永くお付き合いできるサービスをご提供できれば良いと思っています。
弊社では一度ホームインスペクションを依頼して頂いた方には、その後も住まいに関するご相談にできる限り無償でお応えさせていただいております。是非お気軽にお問い合わせください。

さて、前回は在宅のリフォームには、常にトラブルのリスクが伴う事をお話ししました。
今回は以前私が勤務していた会社で、マンションのリフォーム工事終了後に、近隣住民と思わぬトラブルとなった事例をご紹介します。

マンションでは、音に関する近隣トラブルが多く、リフォームする際にもほとんどのマンションで、床材の遮音性能が管理規約で定められています。
生活騒音はマンショントラブルのワースト2位といわれます。(1位は違法駐車・違法駐輪、3位はペット飼育)
しかし、リフォーム後に発生する近隣(特に下階住民)との生活騒音トラブルの原因は、床材の問題だけに限りません。

マンションは一戸建住宅と比べて、構造上の制約も少なく比較的間取り変更も簡単なので、つい安易にプランニングしてしまいがちです。
しかし安易な間取り変更のリフォームが原因で、騒音トラブルに発展してしまったケースも時々ありました。
特に間取り変更の範囲に、キッチン、浴室、洗面所、トイレなどの騒音の発生源となりやすい水廻りが含まれている場合は要注意です。
下階の寝室の真上をキッチンや洗面所にする場合など、流し台や食洗器、洗濯機などを使用するたびに、下階に音や振動が伝わって騒音トラブルに発展しやすくなります。
また、畳仕上げの和室をフローリングの洋室に変更したり、下階の寝室の上を子供部屋にする場合などにも注意が必要です。

築年数の古いマンションではなるべく水廻り位置を変えない!

マンションでは一般的に上下階の間取りは同じ事が多いので、リフォーム前は下階からのクレームがなくても、間取り変更で部屋の用途や使い方が変わると、予想外のクレームを受ける事があるので、留意しておく必要があります。

また、部屋の入口の扉をドアから引き戸に換えたことで、下階からクレームを受けてしまった事もありました。
引き戸を開閉するガラガラと言う音が、思った以上に下階に伝わってしまう様でした。

特に築年数の古いマンションは、床スラブ(床のコンクリートの厚さ)が薄いので、間取り変更のプランニングの際には、下階に対して十分配慮する事が必要です。
プランを依頼するにも、リフォーム経験豊富な(できれば同じマンション内での施工経験豊富な)リフォーム会社に依頼すれば、過去のクレーム事例やノウハウを元に、的確なアドバイスを受ける事ができるはずです。

万一工事完成後に近隣とトラブルになると、解決するためには大きな代償が伴います。また運よく解決できても、以降の近隣関係がギクシャクしてしまう可能性は高いと思います。

マンションで間取り変更のリフォームを検討する際には、くれぐれも注意してください。

12145246_985769891468645_620472608_n[1]

千葉市のホームインスペクション専門会社匠住宅診断サービスTopへ戻る