広い範囲で強い地震が発生した北海道では、今も余震とみられる揺れが続いていて、今後1週間ほど強い地震に引き続き警戒が必要だそうです。
これ以上大きな被害が出ないことを願っています。
さて、震災被害のみでなく、台風などによる豪雨や河川の氾濫、洪水、土砂災害、浸水、地盤の液状化、津波など近年の我が国では大きな自然災害が連続して発生しています。
災害大国の日本では、家を建てる時に「この土地なら絶対に大丈夫」といえるものを見つけるのは至難の業です。
しかし少しでも被害のリスクを軽減するためには、家を建てる時、土地を購入する時には自然災害について真剣に検討する必要があります。
自然災害に強い土地選びをする際に欠かせない判別法として昔からよく言われているのは、
・土地の使用形態から予測する
以前水田だった土地であれば地盤が弱いことが想定され、地震の際に液状化現象が起きる可能性があります。
この様に、昔の地目などから土地の使用形態を調べて予測します。
・地名から判断する
地名の中に沼・池・河・浜・沢など水を連想する名前が入っている地域は、地盤が悪い可能性がある
といわれます。
以上の方法は以前から良く行われてきた土地の判別法です。
しかし、必要以上に気にしすぎると、土地の選択肢を狭めてしまうことにもなりかねないので、参考程度にした方が良いでしょう。
ハザードマップで災害リスクを調べる!
近年では、ハザードマップで確認するのが最も合理的な方法です。
ハザードマップとは、災害発生の場所と被害の大きさを予測し、災害の範囲を表した地図のことで、国土交通省のポータルサイトや各自治体のホームページなどで公開されています。
土地を購入して家を建てる時は、土地の広さや利便性、価格にばかり気をとられがちですが、安全に長く暮らすためには、建物の安全性以上に土地の安全性が重要です。
すでに家があって住んでいる方も、自分が住んでいる地域の災害リスクを知っておくためにハザードマップで確認しておくと良いでしょう。
地震大国ニッポンでは、自然災害の危険性が常に身近にあることを忘れない様にしたいものです。
ハザードマップ