国産材活用のすすめ

つい先日年が明けたと思っていたら、もう1月も終わりです。
あっという間に時間が過ぎていきますが、なかなか計画通りに仕事が進みません。
あせらずに目標を絞って行動していきたいと思います。

さて近年、新築住宅着工件数に占める木造住宅の比率が高まっているといいます。
これに伴い、安価な輸入材に押されて減少していた国産材の供給量も増えているそうです。

森林資源は地球温暖化防止や循環型社会の形成に役立つ再生可能な資源で、国産木材の利用は林業をはじめとする産業の活性化や、地域経済の復興にも貢献します。
建築で使われる製材用木材は、木材全体の約4割を占めているといわれ、その中でも多くを占めるのが木造住宅です。
我が国の森林資源を維持し、地域経済を活性化させるためにも、住宅で国産材を活用する事は不可欠なのです。

国土交通省は、2012年から「地域型住宅ブランド化事業」をスタートさせ、地場の工務店などが地域で木材供給を行う業者などと連携し、国産材を活用した地域の気候・風土にあった長期優良住宅を供給する取り組みを支援しています。

国産材活用をめぐる住宅業界の動向

私がオブザーバーとして加わっている古民家再生協会でも、林業見学や製材所見学、「木の住まい教室」などを主催して、参加者が「地元の木」や「古民家」に目を向け、木について、家づくりについて学ぶ機会を設けています。

住友林業などのハウスメーカーや、永大産業、朝日ウッドテック、ウッドワンなどの木質系建材メーカーでも、森林経営や環境保全への取り組みに力を入れている様です。
また他のハウスメーカーでも、自社の住宅における国産材の比率を高める努力をしていると言います。
ただ安いだけの輸入材を使ってコストで勝負する時代は、じきに終わりになるでしょう。

我が国は国土の2/3が森林に覆われた森林国です。
地球温暖化防止や地域の活性化などの観点から、たくさんの効果が期待できる国産材を積極的に活用するのは、これからの住宅会社の使命だと思います。

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