注目された米大統領選は、まさかの共和党ドナルド・トランプ候補の勝利。
接戦が予想されていたとはいえ、予想外の結果でした。
日米安保条約をはじめとする今後の日米関係に変化がありそうです。
昨日、仕事に使用している軽自動車を車検のためディ-ラーに持ち込んだところ、10万円近い部品交換を奨められてしまいました。結局車検に必要な最低限の修理(1万円位)で済ます事にしましたが、1年以内に故障する様な事はなさそうです。住宅でも車でも、メンテナンスにお金をかける事で長持ちさせる事ができますが、無駄に費用をかければ良いというものでもありません。お金は有効に使いたいものです。
さて、新築住宅を建てたり購入したりすると、住宅会社や売主による定期点検があると思います。
定期点検は、売主や施工業者などが引き渡し後に不具合が生じていないかどうか等を点検するだけでなく、住まいを長持ちさせる上でも有意義なので、是非積極的に点検を受ける様にしたいものです。
万一不具合が見つかっても、保証期間内であれば、無償で修理してもらう事ができます。
点検の時期は、引き渡し後半年、1年、2年、5年、10年など、会社によって異なるので、各々確認してください。
1年点検や5年点検なども必要なものなのですが、10年点検は特に重要です。
新築住宅には10年の保証がある事はご存知かと思いますが、この10年保証とは、建物の主要構造部分や雨水の侵入を防止する部分について、売主や施工会社に保証を義務付けしているものです。
万一、売主や施工会社が倒産してしまった場合でも、保険法人による保証を受ける事ができます。
住宅会社の定期点検の問題点
ただし、10年以内に売主等へ瑕疵を指摘し、補修を求めなければならないのですが、瑕疵があっても10年以内に気付かない事も多いので、10年保証の期限切れ前の点検は非常に重要なものになるのです。
しかし、売主や施工会社は利害関係があるので、気になる点を指摘しても、「許容範囲です」とか「経年劣化なので仕方がない」などと言われてしまう可能性があったり、不具合が生じていても報告されない可能性も否定できません。
また、業者による10年点検がない場合や、売主や施工会社がすでに倒産している場合には、保証期間が切れてしまう前に、ご自身で建物全体をしっかり点検しましょう。特に基礎・外壁のひび割れ等の有無、室内の壁や床の傾きの有無、天井や壁の雨漏りの形跡の有無、床下や小屋裏の様子などに注意しながら全体を観察しましょう。
しかし、専門的な知識がないとなかなか良し悪しの判断がつかない事も多いと思います。
不安な点があれば、10年の保証が切れてしまう前に、専門家によるホームインスペクション(住宅の点検、診断)を依頼する事を検討してみてください。
また、売主等による10年点検がある場合でも、保証切れ前に第三者の視点からの点検を受けておけば、より安心できます。