失敗から学ぶガレージづくり

昨日は、久しぶりに打ち合わせのため東京丸の内の会社訪問。
7時前に総武線各駅停車で発生した人身事故の影響で、運転再開後2時間以上過ぎても、ダイヤは乱れていて、快速電車にも大幅な遅れが発生していました。電車の発車順序や停車駅までがコロコロ変わり、大混乱でした。トラブル発生の時ほど正確な情報を伝える事が大切だと思います。

さて、ガレージハウスが人気です。
こだわりのあるガレージや、ガレージのある生活を紹介した雑誌、自動車雑誌のガレージ特集なども最近よく見かけます。

一口にガレージと言っても、その目的によって要求される機能は異なります。
思う存分クルマをいじるための整備等作業中心のガレージ、クルマを眺めて楽しむためのショールーム的なガレージ、気の合うクルマ仲間と楽しく過ごしたり、趣味を楽しむための趣味空間としてのガレージなどです。

クルマ好きな人にとって、ガレージは大好きな愛車と一つ屋根の下で過ごす場所。日々の生活を豊かにしてくれる空間です。実は私もそんな中のひとりです。
ガレージ自慢や、こだわりポイントを紹介した記事は雑誌でよく見かけますが、失敗事例はあまり見かける事がありません。
今回は、これからガレージを手にいれようとしている方のために、自分の経験も含めて失敗事例のご紹介です。

まずは床面のコンクリート。湿気対策のための防湿シートは絶対に欠かせません。
仕上げは塗装が多いと思いますが、1液塗装はやはり耐久性に問題があります。私はコンクリート床用の1液タイプの塗料で、自分で塗装しましたが、部分的に剥がれてしまいました。特に、ハイグリップタイヤの場合は、すぐに剥がれます。塗料は多少高価でも、2液タイプのものにした方が良いでしょう。
タイル貼や長尺シート貼、板張りなどで仕上げる場合には、割れたり剥がれたりしない様、カタログなどで十分に確認してください。

また、重量のあるクルマ(2t以上)を入れる場合は、コンクリートの厚みは最低でも15㎝以上にした方が良いでしょう。
そして、ショールーム的なガレージにする場合は、コンクリートのひび割れ防止のため伸縮目地を入れた方が良いと思います。

ガレージは基本的には不燃構造でなければなりません。つまり都市計画区域内では、ガレージの壁や天井などには不燃性の素材を使用する必要があります。また、サッシのガラスにも網入りガラスなどの防火認定を受けたものを使用しなければならないので、注意が必要です。

電源コンセントは多めに計画しておきましょう。作業用の照明や電動工具等、予定外の場所で電源が必要になる事があります。
因みに白熱球やハロゲン球などの電球色の照明は、車を演出するには良くても、作業するには不向きです。
そしてコンプレッサーなどを使用する場合には、別系統で200ボルトの電源を設ける等の配慮が必要です。また、換気扇も欠かせない設備なので、忘れない様にしてください。
エアコンは、最初から設置するのがベストですが、無理な場合でもあらかじめ設置場所を計画し、コンセントは備えておきましょう。
また、水道を設ける場合には、設置位置には十分注意しましょう。ガレージ専用とする場合は、入口近くに設置するのが良いと思います。
パーツの洗浄の他、ガレージ内で洗車を行わなくても、ガレージから車を出して洗車する際に便利です。

注意したいのがガレージの広さ。作業用のガレージの場合、ストレスなく作業するためには、車と壁までの距離は最低でも1.5m位必要です。
思ったよりだいぶ広い空間になります。
また、高さにも注意が必要です。今はスポーツカーでも、将来的にミニバンなどに買い替える場合は、最低でも2m、できれば2m20㎝は確保したいところです。人気のオーバースライダーは、納まりを良く検討しないと、高さが確保できなくなるので、要注意です。

そして、私が一番後悔しているのが、ガレージの断熱材。内壁や天井を設けず、柱や梁を露出させたので断熱材を入れなかったのですが、夏の暑さと冬の寒さは半端でありません。見た目とコストの点では良かったのですが、これからガレージを計画する方は、慎重に検討した方が良いと思います。

ガレージのリフォームは信頼できる業者で!

ガレージを計画する際に最も注意したいのが、建物の構造上の問題。特に木造で大スパンにする際には、構造上の検討が必要になるので、専門家に必ず相談してください。入口開口部の間口を広くとる場合は、耐震強度上大きな問題となるケースも考えられます。
新築の場合は建築確認申請が必要になるため、さほど心配ありませんが、リフォームする場合には要注意です。信頼できるリフォーム会社に依頼しましょう。
スプリンクラーなどの消火設備や排煙設備等の設置も検討した方が良いケースもあります。
違法建築と見なされた場合は、撤去しなければいけない事もあるので、DIYでガレージを建てようと思っている方も、必ず専門家に相談しましょう。

ガレージを手に入れる事は、車好きの方にとってはあこがれの一つだと思います。後から後悔しない様にするには、あれもこれも全てを満足させようとはせずに、自分の目的を明確にして、計画を立てる事が重要だと思います。

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