リフォーム済中古住宅の注意点

先週から事務所のエアコンの調子が悪くなり、とうとう壊れてしまいました。
古いのでもう寿命でしょう。
あわてて家電量販店にエアコンを買いに行きましたが、残暑でエアコンが売れている様で、取り付けるまでに4~5日待たされそうです。
数日間は熱中症に気を付けて仕事をしないといけません。

さて中古住宅のホームインスペクションを行っていると、その家が今までどの様に扱われてきたのか想像できます。

例え築年数が古くてもきちんとメンテナンスが行き届いていて、汚れが付きやすいドアの取っ手や水栓器具などがピカピカに磨かれていたりすると、住んでいる人の住まいに対する愛情が伝わってきます。
また設計図書や工事中の写真、点検・メンテナンスの記録などがきちんと整理されて残っていれば更に好印象です。

一方、比較的築年数の浅い立派な家でも、カビや埃、傷などがあちらこちらで目立つ様なら家を大事にしていない様子が伺われるので、メンテナンスが行き届かずどこかに大きな不具合が生じている可能性が高くなります。
どんなに高価な資材や住宅設備機器が使われていても、住宅診断を行う際には気が抜けません。
そして中古住宅のホームインスペクションを行って住宅のコンディションを把握する上では、リフォームが行われていない方がむしろ好都合です。
建物の素の状態がわかり、住んでいる人の建物に対する思い入れが良くわかるからです。

売主がリフォーム後に物件を売却すると、買主はリフォーム会社の保証が受けられない!

近年では業者が物件を買い取ってリフォーム後に販売する再販住宅や、売主がリフォーム後に物件を売りに出すのが流行りですが、これだと物件の真の姿は一般の方にはなかなかわかりません。
リフォームでどこまで手を入れたのかもわからない事が多いので、できればリフォームの図面や見積書などを入手して工事内容や施工業者などを確認した方が良いでしょう。

また売主がリフォーム後に売りに出した場合には、一般的には買主は工事を行ったリフォーム会社の保証が受けられなくなるので注意してください。

CIMG0301

千葉市のホームインスペクション専門会社匠住宅診断サービスTopへ戻る