ホームインスペクションガイド

省エネ住宅について思う・・・。

日本の住宅における断熱性能は多くの先進国よりもかなり劣っているといわれています。 「次世代省エネルギー基準」といわれる基準はもう18年も前(1999年)に定められた基準ですが、それ以降に完成した建物のホームインスペクションをしても、その基準をきちんと満たして施工された住宅は決して多くない様に思います … 続きを読む

ホームインスペクター賠償責任保険と建設工事保険

時々電話によるご相談、ご質問を受ける事があります。 弊社のホームページを見てお問い合わせしていただくのはありがたいと思うのですが、中には電話番号非通知でお問い合わせをしてくる方が少なくありません。 無償でもできる限りお応えする様にしていますが、非通知でかけるのはご遠慮願いたいと思います。 今後非通知 … 続きを読む

住宅をリフォームした結果知らぬ間に違反建築になるケースとは?

「違反建築」という言葉にどの様なイメージをお持ちでしょうか? 決して良いイメージではないと思います。 しかし自分が住んでいた家が知らないうちに「違反建築」になってしまう事があります。 私が住宅業界で仕事をする様になった30数年前には、首都圏では違反建築物と呼ばれる法令を満たさない住宅は決して珍しくあ … 続きを読む

住宅の床下への虫の侵入

先日電話で、「自分で床下の様子を確認しようと思って床下点検口から覗いて見たら、クモやダンゴムシなどの死骸がたくさんあった。建築した会社に問い合わせたら、床下に虫が入るのは仕方がないとの事。まだ築1年にもならないのにどこかに欠陥があるのではないか?」という内容の問い合わせがありました。 結論から言うと … 続きを読む

台所のコンロ前の壁からの火災に注意!

私が住宅会社でリフォーム工事をしていた頃の話です。 キッチンの壁を解体すると、ガスコンロの前のタイルの下に貼ってあった合板が真っ黒に焦げている事がありました。 そのまま放っておくとやがて火災を引き起こす可能性が高い危険な状態でした。この現象を「低温着火」というそうです。 「低温着火」はコンロを消化し … 続きを読む

結露か雨漏りか?

6月になりました。 梅雨でじめじめするこの時期、カビが繁殖しやすくなります。 カビは様々な健康被害を及ぼすので軽視する事はできません。 とくにお年寄りや小さな子供のいる家庭は要注意です。 さて、ホームインスペクション中に時々天井や小屋裏で水染み跡や黒カビを発見する事があります。 この様な時にはまず雨 … 続きを読む

高気密高断熱住宅に対する誤解

住宅を建てる時には「高気密高断熱の住宅が良い」とよく言われます。 住宅会社も自社で建てる住宅の気密性や断熱性を盛んにアピールしています。 しかし気密性を上げれば良いというわけでもありません。 高気密高断熱の家でも結露が発生する事があります。 というのも、気密性を上げれば家の中は密閉状態になります。 … 続きを読む

住宅リフォームの施工図面チェック

公益財団法人東日本不動産流通機構のサマリーレポートによると、首都圏(1都3県)の2017年1~3月期の中古戸建住宅の成約物件数は3,320件(うち千葉県は702件)で、築後年数は20.91年だったそうです。 成約件数は前年比で4.6%減少している事から、中古住宅の流通が活性化しているとはいえません。 … 続きを読む

自分でできるリフォーム工事の見積もりチェック

リフォームの工事を契約してからや、工事が完成してから工事内容や工事金額が適正かどうかの相談を受ける事があります。 契約は工事内容や工事金額に関してお互いに合意している事になるので後で高いと指摘しても、工事金額の減額に応じてもらえる事はほとんどありません。また期間を過ぎていればクーリングオフする事もで … 続きを読む

住宅リフォームの見積もりチェック

数年前から住宅診断の際の床下調査で、床下診断ロボットが使用される事があります。 そして最近では、ドローン(無人航空機)を使って屋根の劣化診断を行っている塗装業者もいるそうです。 住宅診断の方法も数年後には大きく変わってしまうかもしれませんが、肝心なのはその様な機械から提供された画像を診断する人間の目 … 続きを読む