ホームインスペクションガイド
住宅の床下への虫の侵入
先日電話で、「自分で床下の様子を確認しようと思って床下点検口から覗いて見たら、クモやダンゴムシなどの死骸がたくさんあった。建築した会社に問い合わせたら、床下に虫が入るのは仕方がないとの事。まだ築1年にもならないのにどこかに欠陥があるのではないか?」という内容の問い合わせがありました。 結論から言うと … 続きを読む
台所のコンロ前の壁からの火災に注意!
私が住宅会社でリフォーム工事をしていた頃の話です。 キッチンの壁を解体すると、ガスコンロの前のタイルの下に貼ってあった合板が真っ黒に焦げている事がありました。 そのまま放っておくとやがて火災を引き起こす可能性が高い危険な状態でした。この現象を「低温着火」というそうです。 「低温着火」はコンロを消化し … 続きを読む
結露か雨漏りか?
6月になりました。 梅雨でじめじめするこの時期、カビが繁殖しやすくなります。 カビは様々な健康被害を及ぼすので軽視する事はできません。 とくにお年寄りや小さな子供のいる家庭は要注意です。 さて、ホームインスペクション中に時々天井や小屋裏で水染み跡や黒カビを発見する事があります。 この様な時にはまず雨 … 続きを読む
高気密高断熱住宅に対する誤解
住宅を建てる時には「高気密高断熱の住宅が良い」とよく言われます。 住宅会社も自社で建てる住宅の気密性や断熱性を盛んにアピールしています。 しかし気密性を上げれば良いというわけでもありません。 高気密高断熱の家でも結露が発生する事があります。 というのも、気密性を上げれば家の中は密閉状態になります。 … 続きを読む
住宅リフォームの施工図面チェック
公益財団法人東日本不動産流通機構のサマリーレポートによると、首都圏(1都3県)の2017年1~3月期の中古戸建住宅の成約物件数は3,320件(うち千葉県は702件)で、築後年数は20.91年だったそうです。 成約件数は前年比で4.6%減少している事から、中古住宅の流通が活性化しているとはいえません。 … 続きを読む
自分でできるリフォーム工事の見積もりチェック
リフォームの工事を契約してからや、工事が完成してから工事内容や工事金額が適正かどうかの相談を受ける事があります。 契約は工事内容や工事金額に関してお互いに合意している事になるので後で高いと指摘しても、工事金額の減額に応じてもらえる事はほとんどありません。また期間を過ぎていればクーリングオフする事もで … 続きを読む
住宅リフォームの見積もりチェック
数年前から住宅診断の際の床下調査で、床下診断ロボットが使用される事があります。 そして最近では、ドローン(無人航空機)を使って屋根の劣化診断を行っている塗装業者もいるそうです。 住宅診断の方法も数年後には大きく変わってしまうかもしれませんが、肝心なのはその様な機械から提供された画像を診断する人間の目 … 続きを読む
リフォームの見積もりを依頼する際にはずせないこと・・・。
リフォーム会社に見積もりを依頼する前には、まずリフォームの目的を明確にしておく事が大切です。 そしてリフォーム会社には要望を伝えるだけでなく、必ずその目的を伝えること。 目的を果たせないリフォームほど悔いの残るものはありません。 「ココをこうしたい、あそこをこうしたい。」と言うだけでなく、「なぜその … 続きを読む
悪徳リフォーム会社の見抜き方
悪徳リフォーム工事がなくなりません。 先日、「リフォーム工事が終わったら施工業者と連絡がとれなくなった。実施した工事が必要な工事だったかどうか見て欲しい。」との依頼を離れて暮らす施主の娘さんからいただき、写真を見せてもらったところ、実施されていた工事は耐震補強と称した何の役にも立たない工事でした。 … 続きを読む
ウッドデッキを設置する上で避けて通れない事
室内と庭との接点として、リビングとの一体感を持たせたウッドデッキが人気です。 布団干しや日光浴だけでなく、ガーデンパーティーやティータイムなどの団欒の場としても活用されています。 中古住宅のホームインスペクションを行っていると、ウッドデッキのある家を良く見かけます。 しかし残念な事に、メンテナンスが … 続きを読む
