ホームインスペクションガイド

進化するホームインスペクション

住宅のホームインスペクションでは外壁や基礎、室内の天井・壁・床、設備などの他、屋根や小屋裏、床下なども調査対象となります。 しかし一次診断では、通常の歩行が可能な範囲での目視できる範囲が主な調査対象となるので、日本ホームインスペクターズ協会のマニュアルでは屋根に登ったり床下や小屋裏内部に入り込んでの … 続きを読む

屋根裏の結露の原因

建物の不具合が原因で起きる問題の一つに「カビの発生」があります。 特に冬になると多いのが、結露によるカビの問題です。 結露は建物の寿命に大きく影響するばかりでなく、結露が原因で生じるカビは健康被害をもたらすので、軽視する事はできません。 そして天井裏や壁内などの内部結露は見えない部分で発生し、いつの … 続きを読む

店舗やオフィスなどのテナント工事のコストを抑える方法

新築のテナントビルに店舗やオフィスの出店をした事のない方にとって、「A工事、B工事、C工事」の様な工事区分を聞いても何のことかわからないと思います。 しかしこれから新たにオフィスビルや商業施設に事務所や店を構えようとする方にとっては非常に重要な事で、これをよく理解しておけば工事費を大幅に削減する事が … 続きを読む

リフォーム工事の検査

中古住宅のホームインスペクションを行っていると、施工不良を見かける事は珍しくありません。 施工不良は新築時のものと思われるものもあるのですが、特にリフォーム工事に起因するものが多い様に思います。 リフォーム業者の中には建設業の許可を取得していない業者も多く、これらの無許可業者には建築の専門知識のある … 続きを読む

ホームインスペクターに求められる事

ホームインスペクターには中立性、第三者性が欠かせないとされています。 ホームインスペクターが不動産売買の意思決定に関して顧客を誘導したり、リフォーム工事を受注するために有利になる報告をしたりすれば、ホームインスペクションの信頼はたちまち失墜してしまいます。 日本ホームインスペクターズ協会の倫理行動規 … 続きを読む

古民家を未来に残すために必要なこと

「古民家」に定義はありません。 一般的には築50年超の木造住宅が「古民家」と呼ばれています。 そして古民家は伝統工法による住宅というイメージがあります。 しかし昭和25年に制定された建築基準法では、木造住宅のスタンダードを在来工法と定め、制定後の住宅は在来工法で建築される事が多くなったので、在来工法 … 続きを読む

リフォーム工事前の近隣挨拶

今日から11月。 早いもので今年も残り2か月になりました。 先月は例年にない降水量の多さと大型の台風の上陸などで、雨漏りに関する問い合わせが多い1か月でした。 さて、中古住宅を購入して引っ越し前にリフォームする場合、意外と軽視しがちなのが近隣住民への配慮。 通常はリフォーム会社の担当者が工事を着工す … 続きを読む

現場監督の育成支援

現在ある人材派遣会社からの依頼を受けて、成長意欲の高い施工管理未経験者に独自の教育を行い、建設会社に送り出すお手伝いをしています。 近年の建設業界では就業人口の減少や就業者の高齢化の問題を抱え、オリンピック需要に伴い将来を担う建築技術者の人材が求められています。 そこで業界人口を増やす事を目的として … 続きを読む

これからのリフォーム会社にはホームインスペクションのスキルが必須!

空き家対策として中古住宅流通の活性化は非常に有効な手段です。 そして中古住宅を安心して購入できる様になるためには、購入前に専門家によるホームインスペクション(住宅診断・調査)を行うことは不可欠です。 また中古住宅の流通が増えるためには、それと同時にリフォーム会社にもホームインスペクションのスキルが求 … 続きを読む

既存住宅流通活性化のためにホームインスペクターが行うべき事

一般社団法人不動産流通経営協会の平成29年3月付の資料によると、東京23区全体の平成27年度既存住宅流通比率は50.5%で、既存住宅流通量が新設住宅着工総数をわずかながら上回っています。 もっとも比率が高いのが港区の62.6%で、次いで渋谷区・目黒区(61.9%)、豊島区(61.6%)と続きます。 … 続きを読む