Author Archives: torukameda

不透明な中古住宅の価格

先週の土曜日に、千葉市内で開催された日本ホームインスペクターズ協会 関東エリア部会活動紹介会に参加してきました。 中古住宅の購入前に行う住宅診断は認知度は上がりつつあっても、まだまだ十分に普及しているとはいえない様です。 従来は建物について満足な情報が得られないまま中古住宅の取引が行われていたのに対 … 続きを読む

10年保証が切れる前には、第三者による住宅診断を!

飯田グループホールディングスは2020年3月期までの中期経営計画を発表しましたが、この間リフォームや中古住宅流通事業について強化する方針はなく、主力である戸建て分譲を引き続き強化していく方針だそうです。 一方、大手住宅会社の2016年度のリフォーム売上は、8社中5社が減収となった様です。(リフォーム … 続きを読む

住宅業界の特異性

私は学生時代のアルバイトをはじめ社会人になってからもずっと住宅業界に身を置いている為、他の業界はあまり知らないのですが、住宅業界は他の業界と比べてかなり特異な業界ではないかと思っています。 住宅業界には同じ住宅という数千万円から数億円にもなる高額な商品を扱っているものの、年商が1兆円、年間施工棟数が … 続きを読む

省エネ住宅について思う・・・。

日本の住宅における断熱性能は多くの先進国よりもかなり劣っているといわれています。 「次世代省エネルギー基準」といわれる基準はもう18年も前(1999年)に定められた基準ですが、それ以降に完成した建物のホームインスペクションをしても、その基準をきちんと満たして施工された住宅は決して多くない様に思います … 続きを読む

ホームインスペクター賠償責任保険と建設工事保険

時々電話によるご相談、ご質問を受ける事があります。 弊社のホームページを見てお問い合わせしていただくのはありがたいと思うのですが、中には電話番号非通知でお問い合わせをしてくる方が少なくありません。 無償でもできる限りお応えする様にしていますが、非通知でかけるのはご遠慮願いたいと思います。 今後非通知 … 続きを読む

住宅をリフォームした結果知らぬ間に違反建築になるケースとは?

「違反建築」という言葉にどの様なイメージをお持ちでしょうか? 決して良いイメージではないと思います。 しかし自分が住んでいた家が知らないうちに「違反建築」になってしまう事があります。 私が住宅業界で仕事をする様になった30数年前には、首都圏では違反建築物と呼ばれる法令を満たさない住宅は決して珍しくあ … 続きを読む

住宅の床下への虫の侵入

先日電話で、「自分で床下の様子を確認しようと思って床下点検口から覗いて見たら、クモやダンゴムシなどの死骸がたくさんあった。建築した会社に問い合わせたら、床下に虫が入るのは仕方がないとの事。まだ築1年にもならないのにどこかに欠陥があるのではないか?」という内容の問い合わせがありました。 結論から言うと … 続きを読む

台所のコンロ前の壁からの火災に注意!

私が住宅会社でリフォーム工事をしていた頃の話です。 キッチンの壁を解体すると、ガスコンロの前のタイルの下に貼ってあった合板が真っ黒に焦げている事がありました。 そのまま放っておくとやがて火災を引き起こす可能性が高い危険な状態でした。この現象を「低温着火」というそうです。 「低温着火」はコンロを消化し … 続きを読む

結露か雨漏りか?

6月になりました。 梅雨でじめじめするこの時期、カビが繁殖しやすくなります。 カビは様々な健康被害を及ぼすので軽視する事はできません。 とくにお年寄りや小さな子供のいる家庭は要注意です。 さて、ホームインスペクション中に時々天井や小屋裏で水染み跡や黒カビを発見する事があります。 この様な時にはまず雨 … 続きを読む

高気密高断熱住宅に対する誤解

住宅を建てる時には「高気密高断熱の住宅が良い」とよく言われます。 住宅会社も自社で建てる住宅の気密性や断熱性を盛んにアピールしています。 しかし気密性を上げれば良いというわけでもありません。 高気密高断熱の家でも結露が発生する事があります。 というのも、気密性を上げれば家の中は密閉状態になります。 … 続きを読む