Monthly Archives: 1月 2016

住宅会社とのコミュニケーションのとり方

注文住宅の建築や住宅リフォームで成功するためには、住宅会社と建築主の信頼関係はとても大切です。 以前の勤務先でのお客様とのトラブルは、そのほとんどがコミュニケーション不足が原因と思われるものでした。 ちょっとした行き違いがきっかけでお互いの信頼関係がくずれてしまうと、決して良い結果にはなりません。 … 続きを読む

温故知新  その弐

東京の街を歩いていると、時々独特のオーラを放つマンションを見かける事があります。 古いけれど明らかに他の建物とは違う趣と重厚感がある集合住宅。 ヴィンテージマンションと呼ばれるものです。 ではヴィンテージマンションの定義はあるのでしょうか? 都心の人気エリアに建つ歴史あるマンション、有名建築家により … 続きを読む

温故知新

本来なら取り壊されてしまう築100年近くたった古民家をリフォームしたり移築したりして暮らす人が増えているそうです。夢のマイホームは古民家を手に入れて改修して住む事だと語る人もいます。古民家から集めた古材を再利用してリフォームしたレストランや雑貨店も人気を集めています。最近古民家が密かに注目されていま … 続きを読む

ハウスメーカーの型式適合認定住宅とインスペクション

型式適合認定住宅とは、同一の型式で量産される住宅が、構造・防火・設備等の一定の建築基準に適合している事を あらかじめ審査し、国土交通大臣に認定された住宅の事で、ハウスメーカーの住宅はほとんどが型式適合認定を受けている 様です。 ただし大手ハウスメーカーの住宅の中でも、木造軸組工法、2×4工法などの一 … 続きを読む

時代と共に変わる建築現場の職人

最近の建築現場では左官屋さんをあまり見かけなくなりました。 30年程前までの住宅の外壁はモルタル仕上げが主流で、室内の壁も和室は京壁などの塗り壁だったため、左官職人は現場の 花形でした。今では基礎のモルタル化粧仕上げと玄関床のタイル下地程度しか左官屋さんの出番はありません。 住宅の職人はその時代によ … 続きを読む

絶対に失敗しないためのリフォーム会社選び

住宅リフォームは事前に完成した商品を見る事ができません。自分の希望するイメージをリフォーム会社とすり合わせしながら共にカタチにしていくものです。自分が思い描くイメージとリフォーム会社のイメージが合っているのかどうか不安になります。満足のいくリフォームになるかどうかは、リフォーム会社を選んだ時点ですで … 続きを読む

工事の丸投げ(一括下請負)について

横浜のマンション傾斜の問題で、建設業界の「丸投げ」が指摘されています。 丸投げとは、工事を請け負った建設業者が施工において実質的に関与せず、下請け業者にその全部または 独立した一部を請け負わせる事をいいます。 問題となった横浜のマンションでは、杭工事が丸投げだったとして取り上げられました。 丸投げは … 続きを読む

ホームインスペクションの可能性

私がホームインスペクションの会社を立ち上げてから間もなく4か月が経とうとしています。 「一部上場企業を抜け出して従業員も雇わずに、自分の経験とスキルだけを頼りに起業するのは余程 の決意だったのでしょう」とよく言われるのですが、私の場合は決してそうではありませんでした。 それまで自分がやってきた事を分 … 続きを読む

雨漏りの原因とその対策

旧瑕疵事故保証物件における瑕疵事故の約9割が雨漏りだそうです。(日本住宅保証検査機構資料より) 雨漏りの原因というと屋根や外壁の不具合が多いと思われがちですが、私自身の経験では決してそうとは 限りません。 屋根葺き材の割れや欠落、棟包板金の浮き、屋根漆喰の剥がれ、屋根防水層の劣化、外壁のクラック、シ … 続きを読む

木材のひび割れと強度低下について

ホームインスペクションを行っていると木材のひび割れについてのご質問を受ける事があります。 天井点検口から覗いて見える梁や屋根を支える母屋にひび割れが発生しているためです。 これはほとんどの場合が乾燥による「干割れ」といわれるもので、ほとんど強度に影響する事はありません。ひび割れは木材が空気中の水分を … 続きを読む