ホームインスペクションガイド

コロナウイルス感染拡大にともなう施主としての対応

3月に入り、住宅・リフォーム業界は1年のうちで最も繁忙期を迎えていることとと思います。 しかし今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、住宅設備機器や建築資材の納期遅れが発生しています。 すでに国内の複数のメーカーが、サプライヤーからの部品の供給遅延により一部商品の受注停止や納期遅延を発表していま … 続きを読む

ベタ基礎はシロアリ被害を受けないってホント?

新型コロナウイルスの流行による影響が国内の住宅産業にも少しづつ影響を及ぼしています。 中国での感染拡大により、TOTO、LIXILなどの大手住宅設備機器メーカーの現地サプライヤーからの部材供給が遅れ、生産に影響を与えている様です。 結果として一部のシステムキッチンやレンジフード、便器などが新規受注の … 続きを読む

建築・リフォームトラブルの相談先

日本不動産仲裁機構の「ADR調停人候補者」資格を取得してからもうすぐ2年になります。 ADRとは裁判外紛争解決手続のことで、裁判によらずに話し合いでトラブルを解決させる手法を指します。 不動産・建築業では、消費者に専門的な知識がない上で極めて高額な商品の取引をするためにトラブルが絶えません。 実際に … 続きを読む

リフォーム前住宅診断のすすめ

「イメージと違う」、「仕上がりが悪い」、「不具合が改善されていない」・・・ 住宅リフォームに関するクレームが増えている様です。 住宅リフォーム・紛争処理支援センターがまとめた「住宅相談統計年報2019」によると2018年度のリフォームに関する相談件数は901件だったそうですが、これは氷山の一角に過ぎ … 続きを読む

ホームインスペクターという仕事

昨今、わが国でもホームインスペクションが少しずつではありますが、ようやく認知されつつある様に感じます。 ホームインスペクター(住宅診断士)は住宅診断(ホームインスペクション)のプロで、住宅を目視可能な範囲で隅々まで調査して不具合があれば包み隠さず依頼者にお伝えし、問題がない場合にはそれをそのままご報 … 続きを読む

不安を煽るインスペクション

中古住宅の購入を検討している方がホームインスペクションを依頼する理由のほとんどが、「構造的な欠陥や雨漏りなどの大きな不具合はないか?」「隠れて見えない欠陥はないか?」「購入して安心な建物なのかどうか?」という疑問を解消するためです。 そのため、日常生活においては高額とも思える費用を払って専門家に調査 … 続きを読む

極端な短工期での契約の禁止

建設現場における極端な短工期での契約が今年から法律で規制されます。 2019年6月に公布された改正建設業法に著しく短い工期による請負契約の禁止が盛り込まれたことを受け、今年10月にこれを定めた条項が施行されます。 公共工事だけでなく民間工事も対象で、かつ発注者と元請会社の契約にとどまらず、元請・1次 … 続きを読む

民法改正が住宅業界に与える影響

あけましておめでとうございます。 本年も「中古住宅購入や住宅リフォームで絶対に失敗しないためのパートナー」として業務を遂行していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 さて、今年4月に120年ぶりに民法が改正されます。 現在の民法は明治時代に作られたものなので現代では非常にわかりずらくなって … 続きを読む

建設業・住宅業界の将来とホームインスペクション

木造住宅の人気が下がっています。 内閣府が今年11月29日に公表した世論調査によると、「住宅を建てたり購入したりする場合、どんな住宅を選びたいか」という質問に対し、木造住宅を選んだ人が1989年の調査開始以降最低の割合となり、初めて8割を切ったといいます。 特に在来工法の木造住宅離れが若年層を中心に … 続きを読む

2020年に向けて

2019年も残りわずかになりました。 今年は関東地方を過去に類のない自然災害が襲い、台風や竜巻などの強風による被害だけでなく、都市部での広い範囲の浸水被害が目立ちました。 都市部での浸水被害の原因は内水氾濫と呼ばれるものが多く、地面がコンクリートで覆われることで雨水が地表面にとどまり、排出されずにあ … 続きを読む