Author Archives: torukameda
外壁の通気層とモルタル壁のクラック
近年の新築木造住宅の外壁は、そのほとんどが通気層のあるサイディング(工場で生産された外壁材)仕上げを採用しています。 通気層があると、万一外壁から雨漏りしたり壁の内部で結露が発生した場合でも、通気層により湿気を外部に排出することができます。 建物の耐久性は通気層によって飛躍的に向上したといえます。 … 続きを読む
雨漏り診断調査
今年は大型の台風が何度も関東地方を直撃したこともあって、雨漏りの調査依頼が例年以上にありました。 雨漏りの診断は非常に難しい場合があり、原因を究明するまでに長期間を要することもあります。 近年では赤外線サーモグラフィーを使用した調査なども行われていますが、調査費用が高額になり、複数個所の雨漏りの場合 … 続きを読む
なくならないシックハウス問題
厚生労働省は体調不良を引き起こす恐れのある化学物質として新たに三つを追加し、年内に正式発表して公表するとの方針がすでに報道されています。 シックハウスが社会問題化した2000年前後にホルムアルデヒド、トルエンなどの13物質について室内濃度指針値が定められましたが、今回15年ぶりに追加されるのは、テキ … 続きを読む
中古住宅市場の健全な発展のために
今日からいよいよ師走です。 12月といえば年の瀬の大掃除と共に、障子の張替えが子供の頃の思い出です。 今ではすっかり目にする機会が少なくなってしまった障子ですが、当時の私の実家は「サザエさん家」の様な木造平屋建ての家で(サザエさん家ほど広くはありませんでしたが。)、ほとんど全ての部屋に障子がありまし … 続きを読む
確認申請が必要な店舗内装工事
東レの子会社による製品検査データの改ざんが公表されました。 このところ製造業によるこうした不正が立て続けに発覚しています。 長時間労働、時間外労働の規制などが原因でない事を願いたいと思います。 さて、街を歩いていると、つい最近まで美容室だったのがいつのまにかコンビニエンスストアーになっていたり、不動 … 続きを読む
古民家鑑定士更新講習
先週末に古民家鑑定士の更新講習に参加してきました。 資格者の資質の確保、知識の向上を図るための3年ごとの更新では講習を受講しなければいけません。 ところで皆さんは古民家鑑定士という資格があるのをご存知でしょうか? 住宅のホームインスペクションを実施する専門家や団体は数多く存在しますが、それはほとんど … 続きを読む
LGS(軽量鉄骨)下地の良い点、悪い点
近年の新築マンションでは天井や壁の下地材にLGS(軽量鉄骨=Light Gauge SteelまたはLight Gauge Stud )が使用されていますが、マンションリフォームでもLGSが使われる事が増えてきた様に思います。 以前は鉄骨造や鉄筋コンクリート造などのビル建築で使われていたLGSですが … 続きを読む
リフォームのWEB見積に注意!
住まいは築10年を過ぎるといろいろな不具合が気になってくるもの。 特に住宅設備機器に故障が発生しがちです。 私が住んでいる築12年のマンションも、先週から給湯器とトイレの温水洗浄便座の調子が悪くなり、ついに先日洗浄便座が使えなくなってしまいました。 給湯器が使えなくなるのも時間の問題だと思います。 … 続きを読む
進化するホームインスペクション
住宅のホームインスペクションでは外壁や基礎、室内の天井・壁・床、設備などの他、屋根や小屋裏、床下なども調査対象となります。 しかし一次診断では、通常の歩行が可能な範囲での目視できる範囲が主な調査対象となるので、日本ホームインスペクターズ協会のマニュアルでは屋根に登ったり床下や小屋裏内部に入り込んでの … 続きを読む